ライター : やむ

温泉旅行好きグルメライター

マルゲリータとは本場ミラノ代表のピザ

マルゲリータとはイタリア料理の「ピッツァ」の一種。モッツァレラチーズとバジルをトッピングする、本場ナポリピッツァの代表的な存在です。

モッツァレラチーズ特有のほのかな甘みと酸味はトマトソースとの相性がよく、日本にあるイタリアンレストランでも定番ピザとして知られています。風味を活かすため、食べる直前にトッピングのバジルをのせることが多いです。

マルゲリータの歴史

マルゲリータのルーツは古代エジプト時代です。粉状の小麦を水で溶き、焼いて食べる文化がパンに発展したといわれています。

マルゲリータと名付けられたのは、1889年のこと。きっかけはナポリを訪れたイタリア王ウンベルトⅠ世の王妃に献上された、3種類のピザです。国旗の3色を再現したトリコロールカラーのピザを気に入った、王妃の名前にちなんで「マルゲリータ」と名付けられました。

マルゲリータピザの種類

スタンダードなマルゲリータ

スタンダードなピザである「マルゲリータ」は、トマトソース・モッツァレラチーズ・バジルのシンプルな素材で作られます。ハズレのない組み合わせは、幅広い世代から好かれる味わいです。シンプルがゆえに素材のおいしさが引き立ち、うま味をダイレクトに味わえます。

マルゲリータエクストラ

「マルゲリータエクストラ」と「マルゲリータ」の一番の違いは、水牛のモッツァレラチーズを使っている点。そのほかの具材はスタンダードなマルゲリータと同じです。

乳牛からつくられる一般的なモッツァレラチーズは、淡泊で万人受けする味わいが特徴です。一方、水牛からつくられるモッツァレラチーズは弾力のある歯ごたえとジューシーな味わいが魅力。希少価値が高く、マルゲリータよりワンランク上のピザといえます。

マルゲリータビアンカ

「ビアンカ」はイタリア語で“白”を意味します。その名の通り、トマトソースを使わずにつくるピザです。

水牛のモッツァレラチーズとバジル、ミニトマトをトッピングするピザが定番。2色のトマトを使い、色鮮やかなピザに仕上げるお店もあります。
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