7. マンゴー

マンゴーは、とろけるような舌触りと濃厚な甘味が特徴です。スーパーでよく見かけるのは、フィリピンやメキシコ産のものですが、日本国内でも生産されています。とくに宮崎県産のマンゴーが有名ですね。

いろんな国から輸入されていて、国産のものは春から夏にかけて旬を迎えます。フィリピン産は、ほぼ一年中入手可能。選ぶときは、全体的に赤く色づいて、張りがあるものがおすすめです。黒い斑点が出ているものは、劣化しているので避けましょう。

皮の張りがゆるみ、シワが出てきて良い香りがしてきたら食べごろ。食べる2〜3時間前に冷蔵庫に入れて冷やしてください。皮をむいてそのまま食べても良いですし、スイーツのトッピングにもおすすめします。

8. びわ

びわは、日本で古代からあったとされます。ほのかな甘味と香り、さっぱりとした味わいが特徴です。ハウス栽培物は2月ごろから出回りますが、路地物の旬は5月〜6月。びわは低温にも高温にも弱く、傷みやすいため、購入したらすぐに食べるようにしてください。

選ぶときは、産毛に覆われていて、白い粉のブルームがついているのがおすすめです。また、軸がしっかりしているかどうかもチェックポイント。すぐに変色するので、食べる直前に皮をむくようにしてください。軸側を片手で持ち、お尻のほうからむくと、皮がむけやすいです。

9. キウイフルーツ

キウイフルーツは、愛媛や福岡、和歌山などの比較的温暖な地域で栽培されています。国産キウイにもいろんな品種があり、8割以上を占めるヘイワード種は、11月~翌4月が収穫期で、2月~3月が最盛期の旬。それ以外の季節は、ニュージーランド産キウイがほぼ一年中流通しています。

選ぶときは、産毛が密に生えているものがおすすめ。買ったときは硬くても、室内に置いておくと追熟し、甘くやわらかくなります。軸とおしりの部分をはさむように持ち、弾力とやわらかさを感じたら食べごろ。そのまま食べるのはもちろん、スムージーの材料としても人気があります。

10. いちご

いちごは品種がたいへん多く、旬の時期もさまざまですが、12月から出回りはじめ、翌年の5月まで収穫が続きます。本来の路地物の旬は春で、3月~4月のいちごがもっとも甘くておいしいです。

いちごは、赤色が鮮やかで光沢があり、粒がそろっているものがおすすめ。張りがあって傷がないものを選びましょう。ヘタの緑色が鮮やかなうえ、しなびていないものがより新鮮。傷みやすいので、洗わずに冷蔵庫で保存してください。たくさんあるときは、ジャムにするのも良いですね。

春が旬の野菜10選

11. スナップえんどう

春が旬の野菜はたくさんありますが、スナップえんどうもそのうちのひとつ。アメリカ生まれの比較的新しい品種で、さやえんどうの一種です。さやは肉厚ながらやわらかく、シャキシャキしています。中の豆は大きく、グリーンピースのように甘いのが特徴。

選ぶときは、全体が鮮やかな緑色で、張りがあるものがおすすめです。全体がしなびているのものは、鮮度が落ちているので避けましょう。豆が成長して大きくなってもおいしさは変わらず、しっかり詰まったもののほうが良品。塩ゆでやバター炒めなど、いろんな調理法があります。

12. 新玉ねぎ

新玉ねぎは品種名ではなく、春先に収穫された早取り玉ねぎの総称。いくつかの品種がありますが、3月~4月限定で出荷されます。辛味が少なく、やわらかくてみずみずしいのが特徴。傷がなく重みのあるものを選びましょう。葉がついている場合は、青々と張りがあるものがおすすめです。

傷みやすく日持ちしない野菜なので、冷蔵庫の野菜室で保存し、できるだけ早く食べ切るようにしてください。新玉ねぎのおいしさを生かすには、スライスしてサラダにするのが一番。もちろん、加熱して甘味を引き出す料理に使っても良いですよ。
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