切る前に洗う

少量しか使わない場合は使う分だけを剥がして、洗ってから切りましょう。というのも、切ってから洗うと、キャベツの栄養成分が水に流れてしまうためです。キャベツに含まれる栄養素の多くは水溶性で、切り口から栄養が流れ出してしまうことがあるので、切る前に水洗いしましょう。

千切りキャベツの洗い方は?

キャベツを千切りにする場合も同じで、必要な分だけ剥がして洗ってから千切りにしましょう。剥がさずにキャベツを塊のままザクザクと切ってしまうのは、汚れなどが残っている可能性があることからおすすめできません。

もし農薬がどうしても気になる場合は、洗って千切りにしたキャベツを水にさらしていおくこと、残留している農薬を取り除けます。しかし、前述したように水にさらすと農薬だけでなく栄養成分も流れてしまうので、短い時間で湯通しをして千切りにする方法もあります。

新鮮なキャベツの選び方

洗わずに食べてもよいといわれても新鮮じゃないキャベツを口にするのは気が引けるので、選び方を知っておきましょう。キャベツの鮮度を見極めるポイントは以下のとおりです。

新鮮なキャベツとは?

  1. 葉がみずみずしくつやのあるもの
  2. 芯の切り口が変色していないもの
  3. 重量感のあるもの
  4. カットされたキャベツの断面は隙間なくびっしりとしたもの

白菜もキャベツと同じ方法でOK!

キャベツと似た野菜のひとつに白菜がありますが、白菜も同じように外側だけ洗えばOKな野菜だといいます。根本に土が付いていたり、汚れが気になる場合は、1枚ずつ剥がして軽く水洗いする程度で、農薬やほこりが口に入るのを防げるそうですよ。

ただし、それでも農薬が気になるという方は、重曹を使った洗い方がおすすめです。水で洗った白菜をボウルに入れ、ひとつまみの重曹を入れておきます。

しばらくすると、残留農薬が水面に浮き上がってきますので、全体を洗い流せば農薬を気にすることなく食べることができます。野菜を洗う際に使う重曹は、掃除などに使うものではなく、食用の重曹を使ってくださいね。

結論!キャベツは洗わなくてもいい

キャベツの葉を一枚ずつ洗わなくても、基本的にはそのまま食べられると知って、ちょっと楽な気分になったのではないでしょうか。白菜も同じ考え方で問題ないので、鍋料理や炒め物も楽になりますよね。

和食から洋食、グリルや煮込み料理と、身近なたくさんの料理に登場するキャベツ。次に料理に使う際の参考にしてみてください。

編集部のおすすめ