ライター : macaroni 編集部

おうちで桜を楽しもう

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一年のうちに数日間だけしか楽しむことができない桜。だからこそ、蕾から開花、散りゆくまでをしっかり見届けたいですよね。桜を外に見に出かけるのもいいですが、おうちでゆっくりと愛でるのも粋な楽しみ方です。そこで、桜の花の生け方やきれいに飾るコツをプロに教わりました。

教えてくれたひと

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migiwa flower チーフアシスタント / 二宮結衣さん
パリのトップフローリストやフラワーブティックで経験を積んだ秋貞美際(あきさだみぎわ)さんが経営する『migiwa flower』で、花屋の要である仕入れから、レッスン、レストラン・企業の装花など全般的に携わっている。「好きを仕事にする」をIT企業とのダブルワークを両立し、新しい働き方を実現しながら活躍中。

桜の販売期間・選び方

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この時期になると花屋さんでも桜の枝を見かけますが、いつ頃まで販売されているんでしょうか。また桜にはいろいろな種類がありますが、生けるのに向いている品種などはあるんでしょうか?
二宮さん:
「地域にもよりますが、桜は2月上旬〜4月すぎまで花屋さんで販売されています。特に桜シーズンの先駆けで登場する“啓翁桜(けいおうざくら)”や鮮やかなピンクが特徴的な“陽光桜(ようこうざくら)”などは、ほかの花屋さんでも並んでいる印象があります。

生けるのに特に向き不向きはなく、時期によって店頭に並ぶ品種も変わるので、タイミングよく出会えた品種を購入してみてください」

桜の生け方

準備するもの

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・桜の枝
・ハサミ(できれば花鋏)
・お好きな花瓶
二宮さん:
「大きな花瓶を使用すると桜をたくさん購入しなければいけなかったり、生けるときにバランスをとるのがむずかしくなってしまうので、生け花初心者の方やご家庭に桜を飾る場合は、小さめの花瓶からはじめてみるのがおすすめです。

今回は、一方向に流すスタイリングをご紹介するので、口が大きく空いているタイプよりも、少し狭まっているものを使用すると上手に生けることができますよ」

1. 枝の長さを整える

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まずは桜の枝の長さを花瓶に合わせてカットします。花瓶と枝の長さは1:2程度がベスト。花瓶が枝の重さで倒れることなく、バランスよく飾ることができます。

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枝をカットするときは、刃先ではなく刃の奥で切るのがポイント。太い枝の場合は斜めにハサミを入れることで切りやすくなりますよ。

2. 枝分かれや蕾を取り除く

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枝分かれや蕾、葉っぱなどが花瓶の水に浸ってしまうとそこから腐敗が進んでしまうため、取り除いておきます。
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