3. 一文字に切り込みを入れる

Photo by macaroni

枝の下から3cm程度の部分に一文字の切り込みを入れます。桜は開花するのにたくさんのエネルギー(水)が必要になるので、吸い上げが良くなるよう必ずカットしてください。

4. 水の入った花瓶に生ける

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それぞれの枝が重なりすぎないよう、一方向に流すイメージで花瓶に生けていきます。水は花瓶の8〜9割ほどまで入れてましょう。桜を生けるときはたっぷりの水に浸してあげることがポイントです。

飾り方と長持ちさせるコツ

枝の長さをそろえすぎない

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二宮さん:
「花瓶に生ける際は、開花したときに花がぶつかり合わないかを考えながらバランスを整えます。枝の長さがすべて同だと動きがでにくくなってしまうので、高さの違う枝を組み合わせるのがポイント。一方向に流すスタイルは初心者さんでもバランスを取りやすいのでおすすめです」

同系色の花と一緒に飾る

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二宮さん:
「開花していない蕾の桜は、単体で飾ると少し寂しい雰囲気になってしまうんです。そんなときは同系色の花と一緒に飾ってあげるのがおすすめ。桜の存在感を邪魔することなくきれいにまとまるので、蕾のときから長く楽しむことができますよ。今回はチューリップで彩りを加えました」

余った枝は瓶やおちょこに!

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二宮さん:
「工程2でカットした短めの枝分かれ部分は、お手持ちのジャム瓶やおちょこなど小さめの容器に生けるときれいに収まりますよ。小さめサイズなのでお手洗いや洗面所に置くのがおすすめです」

直射日光を避け、こまめに水換えする

二宮さん:
「購入時の蕾の大きさや部屋の温度にもよりますが、桜は3〜7日程度楽しむことができます。長持ちさせる方法は、直射日光を避け玄関やベットルームなどの暖房が当たりすぎない空間に飾ってあげること。

枝の切り戻しやお水の交換を1〜2日おきにおこなうと、より長持ちさせることができますよ。また工程2で紹介した、水に浸る部分の蕾や葉などを取っておくことも腐敗を防いで長持ちさせる大事なポイントです」
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