弱火でゆっくり加熱し卵が固まらないようにとろみをつける

加熱は弱火でゆっくりとおこない、決して卵が固まらないように注意しましょう。急激に高温にすると、卵が固まってしまいダマになる原因となります。ゆっくりと加熱しながら、常に混ぜ続けると、滑らかでとろみのある質感に仕上がりますよ。

アングレーズソースは半日寝かせて味に深みを出す

アングレーズソースを作ったあと、半日程度寝かせると味に深みとまろやかさを加えることができます。時間を置くことで各成分が馴染み、より一層複雑で豊かな味わいになりますよ。寝かせる際は、きっちりとラップをかけ空気に触れないようにして冷蔵庫で保存しましょう。

作り方

1.生クリームを泡立てる

生クリームを泡立て器ですくえる程度の固さまで泡立てたところ

Photo by 山形ゆかり

生クリームをボウルに入れ、氷水を入れたボールをあてながら泡立て器で泡立てます。泡立て器ですくい取れる程度の固さまで泡立てます。できあがったら冷蔵庫で冷やします。

2.牛乳とバニラビーンズを温める

バニラビーンズを縦に裂いて中の種を出しているところ

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バニラビーンズを縦に裂いて中の種を出します。
牛乳とバニラビーンズを温めたところ

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牛乳を手鍋に入れます。縦に裂いて中の種を出し、ほかのバニラビーンズを牛乳に加えます。沸騰させないように注意しながら、沸騰直前まで加熱します。

3.卵黄とグラニュー糖を混ぜる

卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまで混ぜたところ

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ボウルに卵黄を割り入れます。泡立て器でよくほぐし、グラニュー糖を加え、白っぽくなるまですり混ぜます。

4.2に3を入れる

卵黄とグラニュー糖を混ぜたものにバニラビーンズと温めた牛乳を入れたところ

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2に3をゆっくりと注ぎ入れ、全体を混ぜます。

5.手鍋で加熱する

手鍋の中にアングレーズソースができあがったところ

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手鍋に入れ弱火で加熱します。沸騰させないように注意しながらよくかき混ぜます。少しとろみが出てきたら、火を止めます。

6.アングレーズソースを漉し冷やす

アングレーズソースを漉してバニラエッセンスを入れたところ

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アングレーズソースを漉します。氷水を入れたボウルに当て冷まし、バニラエッセンスを加えます。

7.生クリームにアングレーズソースを入れる

生クリームにアングレーズソースを入れ混ぜたところ

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1の生クリームの中に6のアングレーズソースを入れよく混ぜます。

8.冷凍庫に入れ冷やす

容器に生クリームにアングレーズソースを混ぜたものを入れたところ

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容器に生クリームにアングレーズソースを混ぜたものを入れます。冷凍庫に入れ冷やし固めてできあがりです。

よくある質問

バニラエッセンスやバニラオイルでも代用できますか?

はい、代用できます。風味は少し異なりますが、手軽にバニラの香りを加えることができますよ。代用する際は量に注意し、レシピに記載されている分量を守るようにしましょう。

生クリームはどの種類を使うと良いですか?

生クリームは乳脂肪分の高いものがおすすめです。乳脂肪分の高い生クリームを使用すると、アイスクリームに豊かなコクが生まれます。35%以上の乳脂肪分の生クリームがいいでしょう。

どのくらい日持ちしますか?

適切に冷凍保存された場合の日持ちは、約2週間から1カ月程度です。しっかりと密閉できる保存容器を使い、空気に触れないようにしましょう。ただし、風味や質感が落ちる可能性があるので早めに食べ切るのがおすすめです。

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