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新潟県の伝統菓子「笹団子」とは
よもぎ団子を笹で包んだ和菓子
笹団子とは、よもぎ団子を笹で包んだ新潟県を代表する和菓子です。発祥は定かではないですが、お米やよもぎ・笹など身近で手に入れやすかった食材が使われたと言われています。
砂糖が庶民の手に入るまでは、きんぴらやひじきなどの惣菜を詰めた笹団子のほか、中に何も詰めない笹団子が作られていました。私たちになじみのある餡入りの笹団子が作られはじめたのは、砂糖が幅広く使われるようになった明治中期以降です。
砂糖が庶民の手に入るまでは、きんぴらやひじきなどの惣菜を詰めた笹団子のほか、中に何も詰めない笹団子が作られていました。私たちになじみのある餡入りの笹団子が作られはじめたのは、砂糖が幅広く使われるようになった明治中期以降です。
笹団子の由来・笹を巻く理由
笹団子の由来
笹団子の歴史については諸説あり、戦国時代の武将である上杉謙信をはじめ、その家臣が携帯する保存食として発案したという説が有力です。そのほか粉砕していない粒状の米(丸米)を加工して作ったものがいつの間にか定着したという説もありますが、定かではありません。
笹を巻く理由
日本には昔からたくさんの笹が自生していました。そしてその笹の葉に抗菌作用や防腐作用があったため、冷蔵庫がなかった昔は、食べ物を長持ちさせるために活用したのです。笹の葉で包まれた笹団子も、そうした先人たちの知恵が活かされています。
笹団子と端午の節句
もともと、厄病が発生しやすい5月は悪月と呼ばれ、ショウブやよもぎの強い香りを活用して厄払いをしていました。そのため、よもぎを使った笹団子も、厄災や邪気といった悪いものを払うために作って供物にされたと言われています。また、無病息災を願って食されてきたという歴史があります。
笹団子の食べ方
笹団子は、紐状になった「いぐさ」で、両端と真ん中の部分が結ばれています。そのいぐさが、片結びもしくは蝶結びになっている部分からほどいていき、紐をすべて外してください。そして、バナナの皮を剥くように笹の葉を広げ、中のよもぎ団子をいただきましょう。
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