4. 貧血対策

貧血とは、血中のヘモグロビン濃度が低下した状態のこと。ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ大切なはたらきを担っています。そのため、が不足し貧血になると、酸素の運搬能力が低下し、疲れやすくなったり息切れを起こしたりするおそれが。

また、ヘモグロビンの材料となるたんぱく質・鉄の吸収を高めるビタミンCと一緒に摂取することも大切です。(※1,8)

アーモンドVSピーナッツ!栄養価が高いのはどっち?

栄養素ピーナッツアーモンド
カロリー572kcal609kcal
たんぱく質25.2g19.6g
脂質47.0g51.8g
糖質10.9g10.8g
食物繊維8.5g10.1g
ビタミンE11.0mg30.0mg
1.6mg3.6mg
亜鉛2.3mg3.6mg
マグネシウム170mg290mg
(※1,9)
※100gあたりで比較
ピーナッツと同じナッツ類のアーモンド。それぞれどのような違いがあり、どちらが栄養価が高いと思いますか?100gあたりで比較してみましょう。

脂質が高い特徴をもつナッツ類。ピーナッツとアーモンドでは、アーモンドのほうが脂質が4.8g、カロリーが37kcal高いことがわかります。

食物繊維・ビタミンE・鉄・亜鉛・マグネシウムのミネラル類は、ピーナッツよりアーモンドに豊富。アーモンドのほうが栄養価が高いと言えます。ただし、たんぱく質はピーナッツのほうが多いですよ。

ピーナッツの栄養を効果的に摂り入れる食べ方

ポイント

  1. 薄皮も一緒に食べる
  2. ビタミンCが豊富な食べ物と一緒に摂取する
  3. 一日に約20~40粒を目安に食べ過ぎない

薄皮も一緒に食べる

ピーナッツを食べるとき、普段捨ててしまいがちな薄皮も一緒に食べることで、ポリフェノール(レスベラトロール)も一緒に摂ることができます。

薄皮のパリパリした食感や渋味が苦手という方は、ミキサーで粉砕して和え物に混ぜる、肉・魚料理のたれとして調理するなどの食べ方がおすすめです。(※4)

ビタミンCが豊富な食べ物と一緒に摂取する

ピーナッツに含まれる亜鉛や鉄はビタミンCと一緒に摂取することで吸収をサポートできるので、野菜や柑橘系の果物と組み合わせて炒め物やスープにするとよいですよ。(※1,8,10)

一日に20~40粒を目安に食べ過ぎない

ピーナッツは脂質の割合が高いため高カロリー。特にバターで揚げたり煎りられたりした商品は油分がさらに多くなり、カロリーも上がるので注意が必要です。

カロリーが気になる方は、味付け・加工されていない乾燥ピーナッツを選ぶとよいでしょう。間食として一日に摂取するカロリーの目安は、約200kcalとされています。おやつやおつまみとして間食に食べる場合は、一日に約35g(小粒で約40粒)までを目安にしましょう。(※1,2,11,12,13)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ