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マンゴスチンとは
東南アジアを主な産地とするトロピカルフルーツです。ころんとした丸型で、果実の大きさは5~7cm。手のひらにのせられる大きさです。厚い皮は赤紫色をしていますが、果肉は美しい乳白色。いくつかの果肉が、みかんの房のように丸くつまっています。
熱帯に生息する常緑樹、フクギ科フクギ属の植物で、20m前後にまで成長します。
熱帯に生息する常緑樹、フクギ科フクギ属の植物で、20m前後にまで成長します。
別名「果物の女王」とも
「果物の女王」の別名を持つマンゴスチン。厚みのある皮の中にある果実は、強い甘味とさっぱりした酸味をもっています。ライチの味に似ていると言われることもありますが、ライチよりやわらかく、とろりとした食感。一度食べると忘れられないと、多くの人をとりこにしています。
イギリスのヴィクトリア女王が好んだ果物としても有名です。
イギリスのヴィクトリア女王が好んだ果物としても有名です。
マンゴスチンの産地と旬
主な産地
原産地のマレー半島をはじめ、タイやフィリピン、インドのほか、メキシコやブラジルなどでも生産されています。生育に適しているのは25~30℃、適切な日光と灌水(かんすい)など管理がむずかしく、耐寒性もないため日本で育てるのは大変困難。趣味として栽培されている方はいらっしゃいますが、市場に出回る商品として栽培されていません。
国内で食べられるマンゴスチンは、主にタイから輸入されています。
国内で食べられるマンゴスチンは、主にタイから輸入されています。
旬の季節・出回り時期
輸入されているマンゴスチンは、ほぼタイ産。マンゴスチンはバナナやキウイフルーツと同じく、追熟が必要となる果物のため、完熟前にタイで収穫されます。日本での食べごろは5月~9月。特に6・7月がおいしい季節となっています。冷凍されたものやシロップに漬けた缶詰ならば、一年を通して味わうことができますよ。
マンゴスチンの栄養
マンゴスチン100g当たりのカロリーは67kcal。8割以上が水分となっています。次いで多い成分は炭水化物の17.5g。たんぱく質、脂質、灰分も含まれていますが、どれも1%未満です。カリウム、ビタミンB群も豊富。ビタミンCや食物繊維も含有しています。(※1)
おいしいマンゴスチンの選び方
マンゴスチンを選ぶポイントは、皮の固さ。追熟が進むと皮が固くなるため、ほどよい弾力があるものを選びましょう。ヘタは緑色で枯れていないこと。傷がなく、ふっくらした形をしているものがおすすめです。
果実がきれいに収まっているのは大きなものですが、大きな種が入っていることも多いようです。
果実がきれいに収まっているのは大きなものですが、大きな種が入っていることも多いようです。
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