ひっつみ汁

ひっつみ汁とは、たっぷりの野菜と山菜、鶏肉と練った小麦粉を入れて作るすいとんのような郷土料理です。名前の「ひっつみ」は練った小麦粉をちぎって入れることからきており、具材の出汁を吸ったモチモチの食感がクセになること間違いなし。地域やご家庭によってだけでなく、季節によっても使われる具材がかわるため、通年食べられている定番料理です。

いちご煮

いちごを煮るの? と思ったかもしれませんが、ウニとアワビを使った吸い物がいちご煮。ウニがいちごのように見えたことから、この名前がついたそうです。食卓にだされた瞬間から上品な磯の香りが漂い、旨味が凝縮された逸品。沿岸地方のハレの日には欠かせないひと品なのだそうです。とても濃厚な旨味が楽しめますが、トッピングにのせる紫蘇のさわやかさが、またいい味をだしてくれています。

若生昆布のおにぎり

若生昆布という薄くてやわらかい昆布で包んだシンプルなおにぎり。これだけ? と思うかもしれませんが、若生昆布の塩気と海の香りが口いっぱに広がり、ほかに何もいらないくらいおいしいひと品です。お好みで中に梅干などを入れることもあるそうですが、若生昆布の旨味が薄れてしまうので、具材なしがおすすめ。形は俵型がメジャーだそうです。

青森の郷土料理は地方ごとにおいしいものがたくさん♪

青森県は主に4つの地域にわけられ、それぞれ独自の食文化が発展してきました。その理由は同じ県なのに気候や土地の特徴が全く異るからだそうです。でもその分、おいしくて多種多様な郷土料理が誕生しました。 地域によってメインで使われる食材が違うだでけなく、行事食として親しまれているのか、家庭の味として広く親しまれているのかなどの違いも見られ、比べるだけでもとってもおもしろいんですよ。名前も青森の方言にちなんだ変わり種がたくさん。知らなかった、食べたことがなかったというものも、料理によってはご家庭で手軽に作れるので、気になった方はぜひ作ってみてくださいね。

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