たんぱく質の多い肉類からは、脂肪燃焼を助けるL-カルニチンが摂れます。ただし、ダイエット中には脂質の少ない部位を選びましょう。

肉類にはビタミンB1やB2も豊富なため、糖質・脂質・たんぱく質のエネルギー代謝を助るために役立ちますよ。脂肪燃焼スープに肉類を入れてもいいですし、別で肉料理を作ってもいいですね。（※3,6,12）

主食も摂りバランスよく食べる

脂肪燃焼スープは具だくさんで、栄養満点です。しかし通常、主食のごはんや麺類が入りません。

主食に多く含まれるのは糖質。主食を摂らなかった場合、糖質不足による疲労感・集中力低下などを招くおそれが考えられます。脂肪燃焼スープだけの単品食べは避け、主食も適度に摂り、食事のバランスを整えましょう。（※13,14）

脂肪燃焼スープの効果や食べ方についてのQ＆A

Q. 脂肪燃焼スープはごはんと一緒に食べてよい？

A：ごはんと一緒に食べても構いません。

むしろ、ごはんや麺類と合わせたほうが、栄養バランスがよくなりますよ。脂肪燃焼スープには一般的に、ごはん、麺類などの主食が含まれていないためです。主食は糖質（炭水化物）の供給源になりますので、不足しないよう適度に摂取しましょう。（※13）

Q. 脂肪燃焼スープは一日3食食べてよい？

A：脂肪燃焼スープを一日3食食べるなら、具材を変えたり、ほかの料理を組み合わせたりしましょう。ダイエット中は食事のバランスが大切です。

仮に野菜と肉類の入った脂肪燃焼だけを食べ続けるとしましょう。そうすると、カルシウムの豊富な魚・乳製品、糖質の多いごはん・麺類などが不足してしまいますね。それにずっと脂肪燃焼スープでは飽きてしまうかもしれません。ぜひアレンジや、食べ合わせを楽しんでくださいね。（※9,13）

Q. 脂肪燃焼スープの効果は一週間で出る？

A：一週間という短期間で結果を得るのは、むずかしいかもしれません。

ダイエットはコツコツ取り組み、徐々に体重を減らす方法が推奨されています。3～6ヶ月で現在の体重から3％減がひとつの目安です。体重70kgと仮定すると3～6カ月で－2.1kgほど、1ヶ月で－0.4～0.7kgほどという計算になります。ダイエットは少しずつ取り組みましょう。（※15）

脂肪燃焼スープの効果をダイエットに活かそう！

脂肪燃焼スープには、脂肪燃焼にかかわる食材を積極的に入れましょう。トマト、唐辛子、脂質の少ない肉類、大豆などがおすすめです。

また、しょうがを入れると体が温まります。野菜やきのこを入れるとビタミンや食物繊維が摂れますよ。脂肪燃焼スープを作るときは食事のバランスを考え、いろいろな食材を組み合わせてみてくださいね。

【参考文献】

※1 トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見：効果を肥満マウスで確認 | 京都大学

※2 カプサイシン | 成分情報 | わかさの秘密

※3 L-カルニチン | 成分情報 | わかさの秘密

※4 3. 健康ダイエットに最適な大豆ペプチド｜大豆ペプチド｜大豆で健康｜不二製油株式会社

※5 生姜は体を温める効果があるそうだが、どのような成分が働いているのですか。：農林水産省

※6 ビタミンB2 | 成分情報 | わかさの秘密

※7 アリシン｜ふたば薬局

※8 食物繊維の必要性と健康 | e-ヘルスネット（厚生労働省）

※9 ダイエット | e-ヘルスネット（厚生労働省）

※10 カプサイシンに関する情報：農林水産省

※11 野菜ファーストを実践しよう！ - 蒲郡市保健医療センター - 愛知県蒲郡市公式ホームページ