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「カラマンダリン」とは
誕生の歴史
カラマンダリンの誕生は大正時代4年。カルフォルニア大学のフロスト博士が、尾張系温州みかんとキングマンダリンという果実を交配し、開発しました。
日本には昭和30年にやってきましたが、当初は酸っぱくて商品にならないと思われていたそうです。しかしあるとき、カラマンダリンの実に鳥が群がっているのを発見!調べてみたらとてもおいしかったので、商品化したのだとか。
味の特徴
柑橘類のなかで、樹になっている期間がもっとも長いカラマンダリン。そのため、果汁の味わいがとても濃厚!強い甘みとそれをしっかりと支える酸味が感じられます。
果肉は濃厚な味わいをあらわすような濃いオレンジ色で、とってもジューシー。薄皮も薄くて食べやすく、シャキシャキとした食感が楽しめます。
主な産地と旬の時期
産地
カラマンダリンの主な産地は愛媛県で、生産量の半分以上を占めています。次に生産量が多いのが、はじめて栽培がおこなわれた三重県。そのつぎがみかん産地として有名な和歌山県です。
愛媛県のなかでも松山市が生産のほとんどを担い、カラマンダリンは「まつやま農林水産ブランド」にも認定されています。
旬
カラマンダリンの収穫は、4月のはじめごろ。収穫後、2週間から1ヶ月ほどかけて酸味を抜き、4月下旬ごろから出荷されます。そのため、カラマンダリンの食べ頃は5月いっぱい。
もともと生産量自体がすくなく、産地も限られているため、旬が短い果物です。だからこそ、一度は味わってみたいもの!
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