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こころの健康に関わる「ビタミンB12 」
ビタミンB12は神経機能の維持や赤血球の産生に必要な栄養素です。不足することで手足のしびれや気持ちのふさぎ込みといったトラブルを引き起こすことも。
通常の食事を摂っていればビタミンB12は不足することはありません。しかし、小腸でのビタミンB12の吸収に胃壁からの内因子が必要なので、胃酸分泌量が低下しているひとはビタミンB12の不足に注意してくださいね。(※7,8)
通常の食事を摂っていればビタミンB12は不足することはありません。しかし、小腸でのビタミンB12の吸収に胃壁からの内因子が必要なので、胃酸分泌量が低下しているひとはビタミンB12の不足に注意してくださいね。(※7,8)
コレステロール対策に役立つ「タウリン」
タウリンには、消化管でのコレステロール吸収を抑えるはたらきがあります。タウリンは胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費し、コレステロール量を減らしたり肝臓の機能を高めたりすると言われています。
タウリンは体内でも産生しますが、不足しやすいので食事からも取り入れておきたいですね。(※9)
タウリンは体内でも産生しますが、不足しやすいので食事からも取り入れておきたいですね。(※9)
ホタテの種類ごとの栄養価の違い
カロリー | 糖質 | たんぱく質 | 鉄 | 亜鉛 | 葉酸 | ビタミンB1 | ビタミンB12 | |
ホタテ(生) | 66kcal | 1.5g | 13.5g | 2.2mg | 2.7mg | 87μg | 0.05mg | 11.0μg |
ホタテ貝柱(生) | 82kcal | 3.5g | 16.9g | 0.2mg | 1.5mg | 61μg | 0.01mg | 1.7μg |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ホタテ貝柱(水煮缶詰) | 87kcal | 1.5g | 19.5g | 0.7mg | 2.7mg | 7μg | 微量 | 2.6μg |
(※10,11,12)
ビタミンB1やビタミンB12、葉酸は水に溶けやすい性質のため、水煮にすると溶け出てしまうと考えられます。鉄や亜鉛はホタテ(生)が一番多いので、鉄や亜鉛を摂りたいときは、ホタテ貝柱以外の部分も一緒に摂ると良いですね。
通常はあまりないですが、貝毒が気になるひとはホタテに含まれるウロは取り除いて食べましょう。(※5,6,7,13)
通常はあまりないですが、貝毒が気になるひとはホタテに含まれるウロは取り除いて食べましょう。(※5,6,7,13)
ほかの貝類と栄養価を比べると
カロリー | 糖質 | たんぱく質 | 鉄 | 亜鉛 | 葉酸 | ビタミンB1 | ビタミンB12 | |
ホタテ | 66kcal | 1.5g | 13.5g | 2.2mg | 2.7mg | 87μg | 0.05mg | 11.0μg |
かき | 58kcal | 4.9g | 6.9g | 2.1mg | 14.0mg | 39μg | 0.07mg | 23.0μg |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
はまぐり | 35kcal | 1.8g | 6.1g | 2.1mg | 1.7mg | 20μg | 0.08mg | 28.0μg |
あさり | 29kcal | 0.4g | 5.7g | 2.2mg | 0.9mg | 11μg | 0.01mg | 44.8μg |
(※10,14,15,16)
ほかの貝類と比べると、ホタテはたんぱく質や亜鉛、葉酸が高いですね。これらは妊娠~授乳期の女性で付加量が設定されているくらい、女性にとって大切な栄養素です。
たんぱく質や亜鉛、葉酸をしっかり取り入れたいひとは、ホタテを選択してみてはいかがでしょうか?(※17)
たんぱく質や亜鉛、葉酸をしっかり取り入れたいひとは、ホタテを選択してみてはいかがでしょうか?(※17)
ホタテの栄養を効果的に摂る方法
ホタテの栄養を効果的に摂る方法
- 生かスープで取り入れる
- ビタミンCが多い食品と一緒に摂る
生かスープで取り入れる
葉酸は熱に弱く水に溶けやすいです。また、ビタミンB1やB12も水に溶けやすい性質があるので、栄養素をまるごと摂りたいときは生で食べるのがおすすめです。
生は苦手だったり控えたりしているひとは、スープにしてみましょう。溶けだした栄養素が摂りやすいですよ。(※5,6,7)
生は苦手だったり控えたりしているひとは、スープにしてみましょう。溶けだした栄養素が摂りやすいですよ。(※5,6,7)
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