ライター : FOODIE

三越伊勢丹グループが運営する食のメディア

この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
WEB FOODIEで記事を公開して以来、じわじわ人気が高まり続けている「自家製パンチェッタのレシピ」。本来は豚肉の塩漬け・乾燥・熟成に1ヵ月程度かかりますが、1週間ほどで完成する家庭向きのレシピです。
手間と時間がかかるにもかかわらず、「実際に試してみた!」という声が多数。さらに、「使い方をもっと知りたい!」というリクエストも……。そこで今回は、自家製パンチェッタの美味しさを最大限に引き出すレシピをご紹介します。今回も教えてくれるのは、伊勢丹新宿店キッチンステージの柬理美宏シェフ。パンチェッタはとにかく肉のうまみとコクが強いので、スープに使えば出汁いらず。シンプルな調理でも驚くほど濃厚な味わいに仕上がりになります。

脂のコクが味の決め手!「パンチェッタと温泉卵のホットサラダ」

パンチェッタを炒めて強めの塩気と香り高い脂を引き出し、ドレッシングにします。あえてカリカリにせず、焼き色が薄くつく程度に炒めるのがポイント。かむたびに脂がジュワッと出てきて美味しい! 野菜は好みのものでOKです。

材料(1人分)

*ドレッシング
*サラダ

作り方

1.フライパンにパンチェッタとオリーブオイルを入れて中火で熱する。パンチェッタから脂がジリジリ出はじめたら、弱火にして脂をじっくり引き出す。カリカリにはせず、軽く焼き色がつく程度まで加熱する。
2.白ワインビネガーを加え、フライパンをゆすってパンチェッタの脂、オリーブオイル、ビネガーを混ぜ合わせてトロリと乳化させ、粗塩、白こしょうで味を調える。
3.野菜は食べやすい大きさに切って器に盛り、温泉卵をのせて2をかける。
*パンチェッタの脂が全体に行き渡るように野菜を混ぜ合わせ、卵の黄身もつぶして絡めていただきます。

調味料は塩だけなんて驚き! 「パンチェッタと白いんげん豆の野菜スープ」

パンチェッタのうまみが出るので、調味料は塩だけで十分。深みのあるやさしい味で、美味しさがいつまでもあとを引きます。煮崩れた白いんげん豆でほんのりととろみがついてやさしい口あたりに。

材料(5~6人分)

作り方

1. 白いんげん豆はたっぷりの水に一晩浸し、ざるに上げる。
2. 鍋に1、分量の水、にんにく、パンチェッタ、粗塩を入れて、中火で熱する。沸騰したらアクを取り除き弱火にして、いんげん豆がやわらかくなるまで煮る。
3. 大根、にんじんを加えて、やわらかくなるまで煮る。
4. キャベツを加え、キャベツがくたっとしてスープの表面にパンチェッタの脂が浮いてくるまで煮たら、粗塩で味を調える。

魚介と合わせるとうまみが最強に!「パンチェッタのボンゴレ・ビアンコ」

殻つきあさりのボンゴレ・ビアンコにパンチェッタを加えたら、うまみの相乗効果で最強のパスタになりました。実は材料には「調味料」が一切なし! パンチェッタとあさりの塩味で十分味がつきます。素材だけでこんなに美味しいなんて! と、ため息ものの絶品パスタ、ぜひ試してみてください。

編集部のおすすめ