キャンベル・アーリー

アメリカでジョージ・W・キャンベル氏によって作られたキャンベル・アーリー。日本は、北海道や東北で多く栽培されています。キャンベル・アーリー一番の特徴は、酸味が強く果汁が多い点。そのため、ジュースやワインに使われることが多いですよ。

ブラックオリンピア

ブラックオリンピアは、主に石川県と山梨県で栽培されています。旬は8月下旬から9月中旬。栽培面積や地域が少ない希少品種のひとつです。糖度が高いことから、「はちみつぶどう」とも呼ばれます。見た目は巨峰そっくりですよ。

マスカット・ベリーA

マスカット・ベリーAは、アメリカ生まれのベーリーとヨーロッパ生まれのマスカット・ハンブルグを交配して作られたぶどうです。生食として以外にも、赤ワイン用ぶどうとして最大の生産量を誇ります。

フルーティーでほど良い渋みは赤ワインにぴったり。甲州と並んで赤ワインの人気品種です。

赤系ぶどうの品種 19種類一覧

ぶどうの品種名産地特徴
デラウェア山形県7月〜8月小粒の種なし品種。糖度が高くやさしい酸味で食べやすい
紅アレキ岡山県10月〜11月中粒。糖度は20度前後と高く、皮ごと食べられる。「紅マスカット」とも呼ばれる
ロザリオ・ロッソ山梨県8月〜9月大粒で楕円形。プリッとした歯触りでさっぱりとした甘さ
シナノスマイル宮崎県8月〜9月大粒できれいな球形。糖度が18~20度と高く、果汁が多いのが特徴
サニールージュ宮崎県7月〜9月やや小粒で種なしが多い。皮離れがよくジューシーで、甘味と酸味のバランスがよい
サニードルチェ山梨県9月大粒で先が膨らんだ長楕円形。さわやかな甘さと酸味で、青りんごに似た香りが特徴的
紫苑岡山県10月〜12月大粒で縦長形。18〜20度に達するほど高い糖度が魅力で、皮離れがよく食べやすい
竜宝滋賀県7月〜8月大粒で円に近い短楕円形。実がやわらかくジューシー。粒が落ちやすいため、市場に出回ることが少ない
安芸クイーン岡山県8月〜10月巨峰同士を掛け合わせて誕生した品種。大粒で甘味が強く、皮は巨峰よりも薄いため、丸ごと食べられる
紅伊豆岩手県8月〜9月かなり大粒で香り高い品種。糖度が18~20度と高く、酸味が少ない
甲斐路山梨県9月〜10月大粒で長楕円形。「赤いマスカット」とも呼ばれるように、マスカットのような芳醇な香りが魅力。皮は薄いが硬い
キングデラ山梨県8月~9月デラウェアをひと回り大きいサイズ。種なしで、甘味と酸味のバランスがよい
グローコールマン岡山県11月〜12月大粒で皮が薄くさっぱりとした甘さ。冬に出回るため「こたつぶどう」とも呼ばれる
悟紅玉山梨県8月〜9月大粒でしっかりとした硬さがあり、ジューシー。20度前後の糖度で、多くは種なしで出荷される
マニキュアフィンガー山梨県9月実が細長く、先端部分が赤く色付き、マニキュアを塗った指のように見えることから命名された。パリッとした歯触りでさっぱりとした甘さ
クイーンニーナ長野県9月〜10月大粒で、歯切れがよくプリッとした食感。しっかりとした食感で酸味が少ない
ベニバラード山梨県7月〜8月小粒で皮が薄く、丸ごと食べられる。甘味が強く酸味少ない
ルビー・オクヤマ長野県9月〜10月大粒で皮が薄い。甘みと酸味、皮の渋みが三位一体となった深みのある上品な味わい
ルビーロマン石川県8月〜9月巨峰の2倍もの大きさ。巨峰に負けないほどの甘さも魅力

デラウェア

デラウェアは、定番の種なしブドウとして昔から愛され続けているぶどうです。国内では巨峰の次に多く栽培されている品種です。実は小粒ながら強い甘さと酸味があり、手が止まらなくなるおいしさ。強くつまむと実がつるりと出てくるので、お子さんでも食べやすいですよ。

紅アレキ

紅アレキはマスカットの突然変異によってできた品種で、「紅マスカット」とも呼ばれています。そのため、味はマスカットとほぼ同じ。糖度は20度前後と高く、甘いぶどうとしても知られています。皮は薄く、そのまま食べてもOK。主な産地は岡山県で、こちらからは「紅マスカット」の名称で出荷されています。
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