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小粒でかわいいブドウ「デラウェア」って?
種無しブドウの一種、デラウェア。日本ではフルーツとしても人気が高く、ワインにも多く使用されています。色合いは巨峰と比べると淡く、ワイン醸造用として栽培される「甲州」と非常によく似ていて、透き通るような紫色が美しいブドウです。
デラウェアはアメリカ原産
デラウェアはアメリカ原産の自然交雑種であり、1855年にオハイオ州デラウェアで命名発表されています。日本へは、明治時代の1872年に初めて輸入されたと言われており、明治19年には山梨県で本格的な栽培が始まっています。現在では、日本国内でも広範囲で栽培されている品種です。
デラウェアの特徴って?
サイズ
片手の平に収まる程度の小ぶりな房は、100~150gくらいの細長い形をしています。ぎゅっと密集したようにたくさんなる果実は、1cmほどの小さな粒状になるのが特徴。果汁はたっぷり、皮は薄いので指先の軽い力でつぶすとかんたんに剥くことができます。
味わい
ひと粒は小粒ながら甘みがとっても強く、多果汁で、ほどよい酸味もあります。この甘みと酸味のバランスがよく、さっぱりとした味わいです。ほのかな香りもさわやかで、夏にもぴったり!価格が低めなこともあり、日本でも人気が高く、定番のブドウとなっています。
主な産地
先にも述べた通り、デラウェアは日本では北海道から九州までの広範囲で栽培されている果物です。日本でもっとも多く作っているのは山形県で、国内生産量の約4割を占めています。次いで山梨県、大阪府となっていて、この3府県で全体の約7割をまかなっているとされます。
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