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おいしいエスプレッソの飲み方とは?
エスプレッソ=「かっこいい男」
ホットのコーヒーがおいしい季節がやってきます。
みなさんのなかには、ブラックコーヒーは飲めるのに、エスプレッソはどうしても苦手…なんて人も結構いますよね?
日本では「苦い」「濃い」「カフェインが多い」「量が少ない」「量の割に値段が高い」というマイナスにとらえられがちなエスプレッソ。
一方でエスプレッソには、「かっこいい男」が飲んでいるというイメージも。海外映画などでコーヒーをくゆらせながら、エスプレッソをちびちび飲んでいる俳優の描写をよく見かけますよね。
例えば、ジム・ジャームッシュ監督作品『リミッツ・オブ・コントロール』では、エスプレッソを映画のひとつのキーワードとなっています。それは、主人公を演じるイザック・ド・バンコレが毎日お決まりのカフェに通い、二つのエスプレッソを注文する場面。
寡黙な殺し屋という設定もあってか、洒脱に黙々とエスプレッソを飲む姿に男の魅力を感じさせる場面です。
他にも、映画史不朽の名作「ゴッド・ファーザー」でも、ロバート・デ・ニーロがエスプレッソを一気に飲み干すシーンに「かっこいい男」を見出した男性諸氏も多いのではないでしょうか?
そんな大人の男のエッセンスが詰まったエスプレッソ。とはいえ、やはり飲みにくいのもたしかです…。
でも、コーヒーの本場イタリアでは、日本人が想像できない意外な飲み方をされていたのをご存知ですか?
ミルクや砂糖はどうするの?
たっぷりの砂糖を投入!?
なんと驚くべきことに、イタリア人がエスプレッソを飲む場合はストレートで飲まず、小さいティースプーンを使って1杯から1杯半ほど砂糖を入れるのがスタンダードなんだそうです!
エスプレッソは抽出された時点では未完成の絵と同じ状態なのです。
そこに最後の一筆を入れて完成させるのは、お客自身なのです。その一筆がエスプレッソではスプーン一杯の砂糖に当たる訳です。
なんでも砂糖を加えることによって、コーヒー本来の旨味を殺さず、深みとまろやかさを、よりいっそう引き出すことができ、アロマを際立たせる効果があるのだとか!
「エスプレッソは通常の珈琲とは違い、タップリの砂糖を入れる事で完成する飲み物なのです…是非、本格的なこの飲み方をお試し下さい…」
砂糖で完成する飲み物…「通ならブラックで…」なんて言葉は日本でよく聞く言葉ですが、むしろおいしさを十分に味わえない飲み方だったとは…。
また、砂糖を入れるスタイルは変えずに、入れる量、入れた後の飲み方も人によって様々なのだそう。
イタリアでは人により千差万別ですが、あのデミタスカップに砂糖を3,4杯入れて飲む人や、1,2杯入れても混ぜる人、混ぜずに飲んで最後にスプーンで砂糖をすくって食べる人、しっかり混ぜる人、半分だけ溶かす人と、人によって本当に様々です。
イタリアでは、飲んだ後、底に溜まった砂糖をスプーンで食べるのが普通なのだそう!
これが、正真正銘のイタリア式エスプレッソマナーなんです!
エスプレッソの本来の楽しみ方とは?
最初、アロマを感じながら1口。
2口目で苦みと酸味を舌に感じ、3口目で甘みと香りの余韻を味わうのが、エスプレッソの本来の飲み方。
出典: lune-lapin.net
要は、この3つの手順を踏ぶことでエスプレッソの美味しさを十二分に体感できるということですね。
いかがでしたか?これなら苦みも気にせず飲むことができますね。あなたも今度カフェに行ったときは、砂糖をたっぷり入れたエスプレッソを楽しんでみて!
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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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