2. 火にかける〜加圧

次に、圧力鍋を強火にかけます。密閉した状態で加熱することで、内部に圧力がかかります。圧力がかかると沸点が上がり、100℃以上の高温で調理できるのです。圧力がかかるとふたの蒸気口から蒸気が出るため、このタイミングで弱火にします。

3. 放置

加圧が終わったら、火を止めてそのまま置いておきます。この自然放置と呼ばれる時間にも余熱調理がおこなわれます。レシピに蒸らし時間の記載がある場合は、タイマーをセットすると便利ですよ。

使用前にここをチェック!

ここでは、圧力鍋で調理するうえで気をつけなければいけないポイントをご紹介します。使用前に必ずチェックしましょう。

1. 具材の量

圧力鍋は、具材や水分を入れられる量が決まっています。一般的な鍋のようにめいっぱい入れてしまうと、蒸気口がふさがって中身が吹きこぼれてしまうおそれがあり、危険です。

圧力鍋の最大調理量は料理や製品によって異なるものの、通常の料理であれば水分と具材をあわせて鍋の深さの2/3、カレーやシチューは1/2、豆類は1/3が目安です。鍋に内側にラインが書かれている場合があるので、取り扱い説明書とあわせて確認しましょう。

2. 調理する食材について

圧力鍋での加圧料理には、適していない食材があります。主なものは重曹・多量の油・酒など。これらは急激に圧力をかけると発泡したり吹きこぼれる危険性があるため、厳禁です。

また、カレーやシチューなど粘性の高いものは、ルーが蒸気口をふさぐおそれがあります。ルーは、具材の加圧が完了してから加えましょう。

圧力鍋の使い方

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