ライター : とも

子育てフードライター

圧力鍋のタイプ・材質の違い

タイプ

圧力鍋には、蒸気口をおもりで塞ぐ「おもり式」と、蒸気口にスプリングを入れ、スプリングの力で圧力を調整する「スプリング式」の2種類があります。

「おもり式」は圧力がかかるとおもりが揺れて音が出るため、火力の調整や火を止めるタイミングが分かりやすいのが特徴。一方で、音が大きい点が気になることも。「スプリング式」は音が静かですが、圧がかかったかどうかを表示ピンで判断するため、少し分かりにくい点がデメリットです。

材質

圧力鍋の主な材質は3種類あります。「アルミ」は軽量で女性や高齢者が扱いやすいのが特徴。加圧にかかる時間が短いため、時短調理をしたいときに便利です。「ステンレス」は保温効果が高く、余熱調理に適しています。アルミにくらべると重いですが、傷がつきにくい材質です。

また、アルミとステンレスの特長を併せもつのが「多層構造」。加圧にかかる時間や保温性、お手入れのしやすさなど、アルミとステンレスの良い点を兼ね備えた材質です。

圧力鍋を選ぶときのポイント

容量

圧力鍋の容量は家族の人数+1Lを目安に選ぶと良いでしょう。ふたり暮らしなら3~4L、3~4人家族なら4~5.5Lがおすすめです。

また、圧力鍋は一般的な鍋と違い、一度に調理できるのが容量の1/3~2/3程度です。少し大きめを選ぶと、多めに作りたいときに便利ですよ。

圧力値

圧力値とは、圧力がかかる力のこと。パスカル(Pa)または気圧で表記されています。圧力値が高いほど、鍋の中の温度が高くなり短時間で調理できますが、食材によっては煮崩れてしまうことも。高圧・低圧の切り替えができる圧力鍋なら、食材に合わせて調節できますよ。パスカル表記で80~150kPa、気圧表記で1.78~2.48気圧のものを選ぶと使いやすいです。
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