ライター : ☆ゴン

葉生姜は工夫すればいろんな料理に使える

葉生姜(はしょうが)とは、新生姜の根茎が大きくならないうちに若採りしたもの。普通の生姜よりも根茎が小さくてやわらかく、長い茎(正確には葉柄)と葉がついたまま出荷されます。根茎から生えた葉柄の根元部分が、薄くピンクに色づいているのが特徴。

「谷中生姜」という品種がとくに有名で、関東では葉生姜を谷中生姜と呼ぶことが多いそうです。高級店で焼き魚に添えられる「はじかみ」と混同されますが、これは「矢生姜」という別の品種。葉生姜よりも全体的に細くて、紅色が濃くてはっきりしています。

葉生姜の特徴と旬、選び方

市場に流通している一般的な生姜は、新生姜を収穫して数ヶ月貯蔵したもので、根茎は乾燥して硬く辛味が強いのが特徴。葉生姜は普通の生姜と比べて、根茎がやわらかくて辛味も強くなく、生のまま食べることができます。6月~9月の夏場が出荷の最盛期で旬。

根茎の生姜部分は乳白色、葉柄の根元が鮮やかなピンク色のものほど良品だとされます。まっすぐ伸びた葉柄と葉が緑色で、全体がみずみずしいものがおすすめです。

【副菜】葉生姜のレシピ4選

1. 葉生姜の甘酢漬け

葉生姜の定番の調理法である、甘酢漬けの作り方です。漬け終わったらそのままはもちろん、スライスして和え物や薬味として使ってもOK。

葉生姜の下ごしらを丁寧に説明しているレシピです。葉生姜を使うのがはじめての人でもわかりやすく、ほかの料理にも応用できるので役立つこと間違いなし。アガベシロップを使用しますが、砂糖でもかまいません。

2. 葉生姜のしょうゆ漬け

こちらは酢じょうゆで味付けする、葉生姜の即席漬けのレシピ。葉生姜のほどよい辛味と酢じょうゆの酸味と旨味がたまりません。箸休めだけでなく、お酒のアテにもぴったりです。

作り方は簡単で、葉生姜の葉を落として皮をむき、スライスして酢じょうゆとともにポリ袋に入れて漬けるだけ。1時間で完成するのもうれしいところですね。

3. 葉生姜のみそディップ添え

新鮮な生の葉生姜は、そのまま食べてもおいしい野菜です。ただし、よく洗って皮をむくのがポイント。みそと酒、みりんを混ぜたディップを添えればできあがり。香ばしくて甘いみそディップのコクと旨味、葉生姜の辛味がよくマッチするので、思わずお酒がすすみます。

4. 葉生姜のコチュジャンディップ

こちらも葉生姜を生で食べるために、辛いディップを作ります。ディップはコチュジャンをベースに、しょうゆと砂糖を混ぜるだけ。韓国風のピリッとした辛さが、お酒によく合います。葉柄の薄皮は手でむいて、根茎は包丁の刃で削るようにするのが、上手なむき方です。

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