ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

おいしさ丸ごと!アワビのレシピ10選

高級食材のひとつ、アワビ。弾力のあるコリコリとした食感と噛めば噛むほど染み出てくる旨味は絶品です。お刺身や網焼きでいただくことが多いですが、他の食べ方でも味わってみたいですよね?

でも、自宅で調理することは可能なのでしょうか。生の状態のアワビを手に入れた場合、どのように下処理をするのか?また、どんな調理法が向いているのか、どんな料理にするとおいしいのかをご紹介します。炊き込みご飯をはじめ、煮物や焼き物、炒め物と実にバリエーション豊富ですよ。

アワビの下処理

アワビは調理する前にしっかりと下処理をしておかなければなりません。目安としては、アワビひとつに対し、大さじ1の粗塩を振りましょう。3分ほどそのまま放置し、アワビをしっかりと水で洗います。ひだの部分にも砂や汚れが付いているので、この辺りもきれいに洗ってくださいね。 洗い終わったら専用のヘラやナイフを使って、アワビを殻から外していきます。このとき貝殻の薄い方からナイフを入れましょう。端の部分に肝があるので、この肝は傷つけないようご注意を。肝の部分を上にすると、一番下の部分に赤い色の口が見えます。これを三角形に切り落とし、肝の部分をきれいに取り除いたら下処理は完了。お刺身なら、このままカットして食べられますよ。 一度に食べきれない場合、下処理の済んだアワビは水分をふき取り、フリーザーバックに入れましょう。このまま冷凍庫に入れておけば、旨味が凝縮され煮物や炊き込みご飯に活躍してくれます。

焼き物・炒め物のレシピ4選

1. アワビのアンチョビ炒め

アワビをメインに、平茸やアスパラガスを加え、アンチョビソースで仕上げたひと品です。平茸の食感とアワビの食感の違いがよいアクセントになっています。アンチョビソースの程よい塩味が全体の味を引き締め、コクのある一品にしてくれていますよ。 新鮮なアワビはさっと火を通すだけでOK。彩りもよく、おかずとしてはもちろん、お酒のお供としてもおすすめです。

2. アワビのバターステーキ

バターのコクが感じられる、シンプルなひと品です。切り込みを入れたアワビをバターでソテーにし、白ワインを入れて蒸し焼きにします。一度取り出して、フライパンに残った汁でソースを作ります。アワビは蒸し焼きにすることふっくらとやわらかく仕上がり、白ワインの風味が高級感をアップさせてくれますよ。シンプルな味付けですが、その分アワビ本来の食感や風味を存分に楽しめます。

3. あわびの大葉ガーリック醤油ソースソテー

アワビはそれ自体にほどよい塩分を含んでいるので、バターとガーリックで味付けるだけでおいしく食べられます。ガーリックのガツンとした風味がたまりません。味付けも決まりやすく、初めてアワビのお料理をする際も作りやすいレシピですよ。

4. アワビのグリエ 〜ラタトゥイユ添え〜

グリヤードという網焼き器で両面を焼き、ラタトゥイユを添えた贅沢なひと品。アワビ自体にマスタードを薄く塗ってグリルしているので、ラタトゥイユの味付けは調整しながら調味してくださいね。

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