ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

ごまさばって知ってる?

福岡名物の「ごまさば」をご存じですか?ごまさばと聞くと、魚の種類のゴマサバを想像する方も多いかもしれませんが、ここでいう「ごまさば」はお魚の品種ではなく、真さばを使ったお料理の名称です。福岡県の郷土料理に、新鮮な真さばの刺身を特製のたれとすりゴマをたっぷりかけて食べる「ごまさば」という料理があるんです。 真さばのプリプリとした食感に、特製たれ、ゴマの風味が加わり、ご飯にもお酒にもぴったりの、一度食べたらやみつきになるほどおいしいそうですよ。大人から子供まで地元の人たちから長く愛されている郷土料理を今回はご紹介します!

福岡ならではのご当地グルメ

いつ頃から「ごまさば」が福岡の郷土料理として親しまれていたのかは諸説ありますが、一般的に鮮度の落ちやすいサバを刺身で食べることができるのは、福岡をはじめとする九州地方に限られます。ごまさばは、お醤油が家庭に広まった江戸時代後期に広まったそう。 ごまさばは醤油、炒りゴマ、みりんを混ぜ合わせた付けだれに、サバの刺身を和えるだけ。お好みで、おろし生姜やわさび、もみ海苔などの薬味を追加して食べます。ごまさばという名の料理ですが、ゴマサバを使って作ることはほぼなく、真サバを使います。
福岡の郷土料理の「ごまさば」ですが、自宅でも簡単に作ることができます。まずは、基本の「ごまさば」の作り方をご紹介します。

東京の「ごまさば」おいしい名店5選

福岡名物ごまさば、九州地方以外に住んでいるとなかなか食べる機会はないですよね。ここでは東京で、おいしいごまさばが食べられるお店をご紹介!ぜひ福岡にはいけないけれど、ごまさばが食べたい!というみなさんはぜひチェックしてみてくださいね。

1. 魚釜(うおかま) 日本橋横山町店

ごまさばが食べられる「魚釜」は、馬喰町駅から徒歩3分のオフィスビル街にあります。日本旅館をイメージした店内は、明るい木目の色合いと広々とした空間。厨房はオープンキッチンになっていて、目の前で板前さんが魚をさばいてくれますよ。 間隔のゆったりとしたカウンター席や個室もあり、落ち着いた時間を過ごすことができます。
さばは鮮度が落ちやすく、関東で新鮮なものを食べるのは難しいと言われています。魚釜では、朝に捕れたばかりのものを空輸することで、鮮度のよい恵比寿鯖のごまさばが食べられるそう。ブリブリの食感が楽しめます。

店舗情報

■店舗名:魚釜(うおかま) 日本橋横山町店 ■最寄駅:JR総武線馬喰町駅 1番出口 徒歩3分 ■住所:東京都中央区日本橋横山町1-4 ■電話番号:03-6264-8241 ■営業時間:ランチ11:30〜14:30・ディナー17:00〜24:00 ■定休日:無休 ■禁煙・喫煙:不明 ■参考URL:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13171197/ ■公式HP:http://pkti.net/

2. 博多ほたる 麻布十番店

麻布十番駅から歩いて5分。麻布十番と六本木の間にあり、商店街から1本入ったところに入った静かな佇まいの所にあります。店内の高い天井とモダンな雰囲気は、カフェのようなカジュアルな印象があります。 テーブル席やカウンター・個室とかなり広く、テーブル間の余裕も結構あってゆったりとできます。大切な人との会話をゆったりと楽しみたいや女子会にも最適な場所です。
厚みのある刺身が食べ応え満点のひと品。特製のゴマダレが絡み、新鮮なサバの脂の甘みとうま味をより一層味わえます。さらに大葉を巻いて食べると、ごまさばの旨みにさっぱりとした口当たりに。お酒のおつまみにはもちろん、ご飯の上に乗せて食べてもおいしいこと間違いなしです。
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