飲めない・風味が落ちた焼酎の見分け方

まずは保存状態をチェック

まずはじめにチェックしたいのは、蓋や栓が開いているかどうか。未開封であればほとんど心配ありませんが、開封している場合は空気に触れて風味が劣化しているかもしれません。

また前述のとおり、焼酎には温度変化に弱いという特徴があります。保存していた場所が直射日光の当たる場所だったり、温度変化が激しい場所だったりすると、風味が劣化している可能性も。

このように「保存時にどのような状態だったか」をまずは確認しましょう。

匂いをチェックする

劣化した焼酎からは、ガソリンやお酢のような独特の匂いがすることが。試しに匂いを嗅いでみて、普通とは違った印象を受ける場合は、風味が劣化している可能性があります。

焼酎らしくない酸っぱい匂いや、刺激が強すぎる匂いがする場合は、飲むのを控えたほうがいいかもしれません。

見た目をチェックする

グラスに焼酎を注いでみて、その見た目をチェックしてみましょう。劣化している焼酎には白い沈殿物が見られることがあります。ただし、この沈殿物は焼酎の旨味成分が凝縮してできるものなので、飲んでも健康上の問題はありません

しかし、舌触りが気になるなど味わいに影響が出ることはあります。焼酎のおいしさにこだわる場合は、料理に活用するなどして消費しましょう。

風味が落ちた焼酎の活用方法

前述のとおり、風味が落ちた焼酎は料理に活用するのがおすすめ。料理酒として肉・魚のくさみ消しに使ったり、煮物を作る際に料理酒代わりに入れたりすれば、無理なく消費することができますよ。

また、焼酎をスキンケアに用いる方法もあります。焼酎をミネラルウォーターや精製水で割ってフェイスパックにしたり、お風呂にコップ1杯分の焼酎を入れて「焼酎風呂」にしたりするのもおすすめです。

10年先も、おいしい焼酎を♪

焼酎の保存方法は決してむずかしいものではありません。方法さえ間違わなければ、数年後でも飲むことができますよ。珍しい焼酎を購入した際や、高級な焼酎を頂いた際なども安心ですね。数年前に頂いた焼酎を保存していて忘れていた……という状況の中でも飲めるのです。
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