7. かにとだしのハーモニーを堪能「かにすき」

かにを野菜と一緒にだしつゆで煮る「かにすき」。かにの産地の郷土料理であるイメージですが、歴史は意外と浅く、1961年に山陰の魚介料理店が発案した鍋料理です。

発案から1年後には大評判となった「かにすき」とともに、食い倒れの街、大阪・道頓堀の一等地に、かに料理専門店「かに道楽」が誕生。かにの甘みとだしの旨味が溶け合う「かにすき」は、大阪の定番「うどんすき」や「てっちり」に続く人気の鍋料理として定着しました。

梅田の「Dining 琴引(ことびき)」や「香住 北よし」も、かに料理の人気店ですが、かにすきを食べるなら「かに道楽」がおすすめです。

おすすめの店「かに道楽 本店」【難波】

看板料理かにすき 5,500円(税込)
「かに道楽」は、動く巨大な赤いかにのオブジェが有名な、大阪・道頓堀のかに料理専門店。地元の人にとっては、特別な日の会食に訪れる高級店です。

おすすめはもちろん、昆布・かつおを合わせた黄金色の秘伝だし「白醤油出し」が決め手の「かにすき」。あっさりとしながらも深みのあるだしが、上質なかにの甘みや旨味を引き出し、どの具材も絶品の味わいです。

さまざまなかに料理を楽しみたい方は、ランチのコース料理を。かに造り・かに茶碗蒸し・かにグラタンなどの見た目も華やかな本格御膳が、3~5,000円台でいただけます。
店舗情報

8. 甘いお揚げがじゅわん!「きつねうどん」

大阪のうどんは、口あたりのよいつるつるの麺、昆布とかつお節やさば節の合わせだしを効かせた黄金色のつゆが特徴です。なかでも「きつねうどん」は、大阪名物のひとつ。甘辛味にふっくらと炊き上げたお揚げとだしつゆ、青ねぎと七味唐辛子の調和が見事な一杯です。

発祥は1893年創業の老舗、中央区・船場の「うさみ亭マツバヤ」。今も昔ながらの佇まいのお店で、庶民の味として地元でも親しまれています。「道頓堀 今井」や「美々卯(みみう)」も有名店です。

おすすめの店「道頓堀 今井」【難波】

きつねうどん 830円
かに道楽と同じく道頓堀通り沿いにある「道頓堀 今井 本店 」は、江戸時代から芝居茶屋として歴史を重ね、昭和21年にうどん店として創業した老舗です。料亭のような風情漂う3階建てで、テーブル席やお座敷など約140席があります。

大阪のきつねうどんの代表といわれるほど有名な「きつねうどん」は、ほどよい甘さのふっくらお揚げが2枚。麺はつるつるもちもちです。つゆには、厳選された昆布・さば節・うるめ節から丁寧に取ったこだわりのだしを使用。コクと旨味が深い上品な味わいです。

ほかにも、「うどんの寄せ鍋」や、玉子のあんかけ「けいらんうどん」など、大阪名物のうどんメニューがそろっていますよ。
店舗情報

9. 名店の味をお土産に「チーズケーキ」

意外かもしれませんが、大阪はチーズケーキの名店が多い街。持ち運びがしやすく数日は日持ちするものが多いので、お土産におすすめですよ。

まずは、日本初のチーズケーキ専門店「帝塚山 FORMA(フォルマ)」。チーズの配合が非常に高く、ベイクド・レアともに種類が豊富です。あべのハルカス近鉄本店に、テイクアウト店とティーサロンがあります。

ふわとろの新食感のタルトがでチーズケーキ革命を起こした「PABLO(パブロ)」は心斎橋のお店。「焼きたてチーズケーキ」が大阪名物の「りくろーおじさんの店」と、レアのようになめらかなベイクドチーズケーキの名店「デリチュース」は、JR新大阪構内にも店舗がありますよ。

おすすめの店「りくろーおじさんの店 なんば本店」【難波】

焼きたてチーズケーキ 765円(税込)
キャラクターの焼印が目印の「焼きたてチーズケーキ」は、デンマーク産クリームチースがまろやかな、しっとりふわふわのチーズケーキです。

小さな子どもから年配の方までに愛されるやさしい味とリーズナブルな価格で、地元でもお土産の定番。プリンやマドレーヌも人気です。

店舗内のキッチンで一度に12個ずつ何度も焼き上げる、手作りへのこだわりもおいしさの秘密。賞味期限は3日間(冷蔵保存)で、常温、冷やして、温めなおしてと、3種類の食べ方で風味豊かな味わいが楽しめます。

本店は2・3階がカフェなので、本当に焼きたてプルプルの「超・焼きたてチーズケーキセット」も食べられますよ。
店舗情報
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ