13. 伝統と進化が共存「カレー」

食文化が豊かな大阪は、カレーも異なるタイプの名店が共存しています。まずは1910年創業で大阪初の西洋料理店「自由軒」。「名物カレー」は、ライスに混ぜたカレーと生玉子のトッピングという提供スタイルで有名です。

続いて誕生したのが、梅田を中心に大阪・芦屋で展開する1947年創業の「大阪インデアンカレー」。オーソドックスな洋食スタイルの本格カレーです。甘さが辛さへと変化するスパイシーな味わいが特徴。ビジネスマンや買い物客のランチに賑わう人気店です。

そして1992年にミナミのアメリカ村で創業した「カシミール」。いまや全国に広まった「スパイスカレー」発祥の店です。2000年以降には大阪・北浜エリアを中心にスパイスカレーの名店が増え、多くのファンを魅了しています。

おすすめの店「自由軒 難波本店」【難波】

名物カレー 750円(税込)
「名物カレー」で有名な「自由軒」はミナミの道頓堀界隈にあり、外観も店内も昭和感あふれる懐かしい雰囲気の洋食店です。

ライスとカレーを混ぜ生玉子をトッピングした「名物カレー」は、作家 織田作之助氏に愛され、名作「夫婦善哉」にも登場した逸品。2日かけて仕込んだカレーには、自家製の牛すじブイヨンや、「うすくち」と呼ばれるオリジナルのだし汁が使われています。

ほどよくスパイシーなカレーにまろやかな卵がよく合い、ウスターソースを少し垂らしてもおいしいですよ。メニューには、混ぜていないオーソドックスなカレーもあり、ハヤシライスやチキンライスなど、さまざまな洋食を楽しめます。
店舗情報

14. 完熟でジューシー「フルーツ大福」

Photo by @adayabeforetomorrow

色鮮やかな断面が映える、女性に人気の「フルーツ大福」。ジューシーな果物にやさしい甘さのあん、やわらかな求肥のハーモニーが絶妙な和菓子です。

そんな「フルーツ大福」で有名な「一心堂」は、千利休ゆかりの地で茶菓子づくりが盛んな堺市の和菓子店。種類の多さと完熟フルーツのおいしさで人気を集めています。

「いちご大福」だけでも白あん・粒あん・練乳クリーム入り・抹茶あんに始まり、季節限定のものも多数。フルーツ大福は、贅沢なマスクメロンや、季節限定のスイカ、桃、梨など13種類、産地指定のフルーツを使った「プレミアム大福」まである、圧巻のラインアップです!

おすすめのお店「一心堂 阪急うめだ本店」

単品 368~648円(税込)
スイーツ好き、和菓子好きさん必食の、「一心堂」のいちご大福やフルーツ大福。堺市の本店は難波から電車で30分以上かかる郊外の住宅街にあるため、JR大阪駅に近い「阪急うめだ本店」地下1階での購入がおすすめです。

ショーケースには、いちごやマスクメロン、パイナップル、マンゴーなどの大福が華やかに並んでいて、どれを選ぶか迷ってしまうこと間違いありません。一番おいしい時期の完熟フルーツを使用しており、店頭には「本日の厳選フルーツ」のラインアップが掲示されています。季節限定のフルーツ大福に出会えるのも楽しみのひとつですね。
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15. 新作も続々♪「モンシェール 堂島ロール」

きめ細かなスポンジでたっぷりの生クリームをひと巻きした「モンシェール」のロールケーキ「堂島ロール」。インパクトのある優雅なビジュアル、生クリームが苦手な人もおいしく食べられるとの口コミで、2003年の創業から数年で一大ブームを巻き起こしました。

わずか3人でスタートした店舗は、いまや国内外で愛されるパティスリーへと成長を遂げていますが、厳選素材と鮮度へのこだわりは変わっていません。工場生産ではなく、各店舗近くのキッチンで手作りされています。

「堂島ロール」もチョコレートの「堂島プリンス」や季節限定の新作が続々。新ブランドのお店も増えているので、これからも目が離せない存在です♪

おすすめの店「 モンシェール 堂島本店」【西梅田】

堂島プリンスロール(ハーフ)972円(税込)
発祥の地である「パティスリーモンシェール」堂島本店は、西梅田駅から徒歩5分と好アクセス。大阪に来た際は、ぜひ足を運んでみてください。

お店はアイボリーの外壁にガラス張りの扉がエレガント。白を基調とした店内はシャンディアが煌びやかで、優雅な気分に浸れます。さまざまなフレーバーの「堂島ロール」のほか、「幸せ包み」がおおすすめ。ふわふわのチーズケーキと「堂島ロール」のクリーム、カスタードをクレープ生地で包んだ巾着型ケーキです。
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