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ワイングラスで味が変わる?
ワインに限らずお酒を味わうためのグラスには、さまざまな形状・容量のものがあります。その中でもワインは特に繊細な香りを楽しむお酒ですから、個々の銘柄や製造年度による違いを的確に判断できることが求められます。
ワイングラスの形で香りの立ち方が違うことは一般にも知られていますが、実は香りだけでなく、実は口の中に流れ込むワインの量や場所が変わるので、刺激される舌の味蕾(みらい)という気管の場所によって、味の感じ方に差が出てくるのです。
ワインを楽しむなら、香りが重要
ワイン食中酒ですので、食べ物との組み合わせで味わいが重要ですが、味だけでなく、華やかな香りは食欲を刺激してくれます。ブドウを原料としているので、当然のことながら果実由来のフルーティな香りは多かれ少なかれ最初に感じますが、花やスパイス、あるいは毛皮のような香りを感じることもあります。
代表的なブドウ品種に関する表現をご紹介します。
赤ワイン
・カベルネソーヴィニョン…… 野菜、黒コショウ、ピーマン、煙草など
・ピノノワール…… 鉄分、バラ、ラズベリー、チェリー、梅など
・ジンファンデル……プルーン、黒コショウ、タバコ、スミレの花など
・シラー……アメリカンチェリー、プラム、スミレの花、ジビエや動物の香りなど
白ワイン
・シャルドネ ……かりん、桃、トロピカルフルーツ、バター、バニラ、キャラメルなど
・リースリング……ハチミツ、黄桃、りんご、スパイスなど
・ソーヴィニヨン・ブラン……若草、牧草、グレープフルーツなど
これらの複雑なアロマを引き出してくれるのが、ワイングラスの形状なんです。
ワイングラスの選び方
ワイングラスの形は、赤・白・シャンパン用とそれぞれ適した形状のグラスがあるのはもちろんですが、産地やブドウ品種によるワインの特性に合わせたワイングラスが各メーカーで開発されていますので、ご紹介します。
ボルドー用のワイングラス
一般的なワイングラスをそのまま大きくしたようなクセのないスッキリとした形で、汎用性が高いグラスです。主にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、シラーズなどのしっかりとしたボディのワインに適します。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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