ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

ケーキの号数とは

お誕生日やクリスマス、結婚記念日など大切な日に家族や友人、恋人、大切な人へ買うケーキですが、号数を意識して買ったことはありますか。cmや〇人前などと言われればイメージしやすいものの、号数とはいったい何なのでしょうか。よく耳にする単位ですが、普段あまり意識せずに購入している方も多いのではないでしょうか。
今回は、ケーキ購入時に役立つであろう、どの号数が何人前かなどを、細かくご紹介していきたいと思います。ケーキの定番である丸型ショートケーキの他にも、ケーキには、タルトケーキやスクエアケーキ、ロールケーキなど種類は豊富。それぞれの種類による違いはあるのでしょうか?などの疑問についてもお答えしていきたいと思います。これを読めば、スマートにケーキをオーダーすることができますよ。他のケーキとの比較なども、分かりやすく説明していきたいと思います。

ホールケーキの号数早見表

お店などによって表記が異なるケーキのサイズ。cmや何人前かで書いてくれればイメージしやすいですが、なかには号数でしか表記されていない場合もありますよね。一般的なホールケーキの号数と大きさに対する目安の人数は以下の通りとなっているようですよ。

号数と分量の目安

4号:12㎝ 2〜4人分 5号:15㎝ 4〜6人分 6号:18㎝ 6〜8人分 7号:21㎝ 8〜10人分 8号:24㎝ 10〜12人分 9号:27㎝ 12〜14人分 10号:30㎝ 14〜16人分
実は、このように決まりがあったんですね。これを見ると、号数が1つ上がるごとにケーキの大きさが3cm大きくなっていることが分かります。4号、5号などはコンビニでも良く見かけるサイズですが、10号の直径30㎝というとかなり大きく感じますよね。おおまかにでもこのサイズを覚えておけば、職場やホームパーティーんど大人数で切り分ける際の目安として役立ちそうですね。
ケーキ屋さんの店頭でよく見かけるのは、4〜6号あたりのため、なかなか10号のものを常時置いているところは少ないかもしれません。ですが、お店によっては予約して規定外の大きいサイズのものを作っていただくこともできるそうです。10人以上の大人数になる場合は、予約した方が賢明です。大きいケーキとなると、より一層特別感が出てお祝いされる方は喜んでくれるのではないでしょうか!?

ほかのケーキの場合は?

一般的なケーキの号数と大きさについてご紹介しました。ですが、丸型の他、四角いものやロールケーキなど種類によって、そのサイズはかなり異なりますよね。先ほどご紹介したサイズは、ケーキの種類に限らず全て同じ人数分なのでしょうか。

タルトケーキ

外側のサクサク生地の食感に、滑らかなカスタードクリームやチョコレートクリーム、そしてたっぷりのフルーツなどを飾り付けた食べ応えのあるタルトケーキ。一見ものすごく手が込んでそうに思えますが、タルト生地の作り方さえ覚えてしまえば、あとはカスタードクリームや好きなフルーツを入れて、自由自在につくれるので、ケーキ作りの幅が広がりますよね。コーヒーや紅茶、ハーブティーを添えて堪能してみてはいかがですか。
そんなタルトケーキですが、丸型のスポンジケーキの号数と比べて、サイズ設定は同じなのでしょうか。調べてみたところ、タルトケーキは、ホールケーキと比べて高さがない分、人数目安が一つずつずれて、少なめと判断されているのだそうです。購入するときには少し注意が必要ですね。
【タルトケーキの大きさと分量の目安】
4号タルト:1〜2人分 5号タルゴ:2〜4人分 6号タルト: 4〜6人分 7号タルト:6〜8人分 8号タルト:8〜10人分 9号タルト:10〜12人分 10号タルト:12〜14人分
季節のフルーツをたくさんのせた”フルーツタルト”や、ハロウィンの時期に食べたくなる”かぼちゃのタルト”、チーズをたっぷりつかった”チーズケーキタルト”など、タルトのラインナップはさまざま。フルーツをゼリーで固めてキラキラ光るように見せるなど、見た目に華やかで目を引くものが多くありますよね。

スクエアケーキ

スクエアケーキとはその名の通り四角いケーキのことです。ホールケーキほどの高さはなく、切り分けも簡単にできるため、ホームパーティーなどのお持たせに重宝しそうな形ですよね。こちらのスクエアケーキは、ホールケーキより少しだけ面積が増えますが、目安人数に変わりはいそうです。
【スクエアケーキのサイズと分量の目安】
4号:12×12㎝ 2〜4人分 5号:15×15㎝ 4〜6人分 6号:18×18㎝ 6〜8人分 7号:21×21㎝  8〜10人分 8号:24×24㎝ 10〜12人分 9号:27×27㎝ 12〜14人分 10号:30×30㎝ 14〜16人分
こちらのスクエアケーキは、結婚式やその後の2次会でも使われることが多くなってきたケーキだそうです。切り分けが簡単に行えるため、大人数向きなのですね。最近はプレーンのスクエアケーキに、新郎新婦やゲストのみんなでフルーツやチョコレートなどを使ってデコレーションするというものもあるようです。
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