弱アルカリ性

肌にそれほど刺激を与えず、酸性のものを中和します。掃除や脱臭に利用される性質です。

粒子のほどよい硬さ

粒子が硬すぎないため物を傷つけません。研磨剤として利用される性質です。

油を分解する

重曹は油と混ざることで、油に溶けやすい親油性と水に溶けやすい親水性のダブル特性を併せ持つ「石けん」としての役割を果たします。 食塩水や二酸化炭素など、身近にあるものからできている重曹。「体に害を及ぼすことは少ない」と言われるのは、このためだったんですね。

重曹を取り扱う上での注意点

人体に影響の少ない重曹ですが、使用する際には注意点もあります。

手荒れに注意

肌への影響が少ないと言われている「弱アルカリ性」ですが、使用し続けるとタンパク質を分解してしまうため、肌荒れの可能性があります。とりわけデリケート肌の方や、赤ちゃんの肌に接することが多い場合は、うすい重曹水を使うようにしましょう。また、継続して掃除に利用する場合は、ゴム手袋をするとよいですね。

用途に合った重曹を使用すること

大きく分けて「医療用・食用・工業用」の3つがあり、純度や質が変わってきますので、用途に合わせて選ぶことが大切です。

・工業用……掃除・洗濯
・医療用……薬として飲む場合
・食用……パンやケーキなどのお料理

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