ライター : 4575

子育てフードライター

重曹の原料とは?

重曹の原料は炭酸水素ナトリウムです。タンサン重炭酸ソーダとも呼ばれ、お菓子やパン作りに使われるベーキングパウダーの主成分。元々はふくらし粉として使われていましたが、安全性やエコの観点から注目されるようになり、調理以外の用途に幅広く使われています。(※1)

重曹の特徴

水に溶かすと弱アルカリ性になる

重曹は水に溶かすと弱アルカリ性に変化します。アルカリ性の強度を示す値であるpHは8前後で、海水と同じくらいの数値です。水道水のように酸性とアルカリ性の中間である中性はpHが6~8なので、重曹のアルカリ性の度合いはとても弱いことがわかります。(※2)

長期保存ができる

重曹の賞味期限は商品によって異なりますが、1年半~2年ほどと長いのが特徴です。湿気を吸いやすいため、密閉容器に入れて保存するのがおすすめ。なお、調理用の重曹はにおい移りしないようにジッパー付きの袋に入れておくと安心です。(※3,4)

消臭・吸湿作用がある

重曹は弱アルカリ性であるため、生ゴミや体臭など酸性のにおいを中和する作用があります。また、重曹の粒子が水分を取り込んで湿気を吸い取ってくれます。(※2)

加熱による発泡・膨張作用がある

重曹を加熱すると二酸化酸素が発生して発泡します。重曹は加熱によりアルカリ性が高まる性質があるため、頑固な汚れを落としたいときに役立ちます。また、二酸化炭素の気泡はケーキやパンをふっくらさせる膨張作用がありますよ。(※1)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
この記事に関するキーワード

編集部のおすすめ