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生卵を食べるのはおかしい?
みなさん、生卵を使った料理をご自宅で食べることは多いのではないでしょうか。朝食に卵かけご飯を食べたり、親子丼でトッピングしたりと、生卵を使用しますよね。でも、日本人が当たり前のように生卵を食べている光景、多くの外国人にとって違和感があるようなんです。
こちら側としても生卵のおいしさを知っているだけに、海外では食べないのが一般的だとしたらびっくりですよね。今回は、日本人の生活では当たり前である生卵を食べる習慣について、なぜ海外ではおかしいとされるのかを紹介していきます。
海外からはこう思われている
実際に生卵を使った料理を食べる日本人の姿を見た海外の反応をまとめてみました。
アメリカ人の方からは、なぜ日本人は生卵を食べるのか、生で食べておいしいの?という率直な疑問を問いかける声や、生卵よりも半熟卵を好む人の方が多いといった意見がありました。また、やはり食中毒を気にする方の反応がもっとも多いようです。
賛成派の国ってあるの?
フランスやチリでは普通に、生で食べているという声がありました。フランスでは衛生基準が整っているため比較的、安全に食べられるのでしょう。カルボナーラやメレンゲなど、一般的に使用されているのでフランスでは日本と同様の習慣があるようです。
こうみると、国によって生卵を食べる習慣の違いがあり、とても興味深いですね。アメリカでは食中毒をおそれ、日本人の生卵を食べる習慣に疑問を抱いている反応が目立ちました。
なぜ海外では生食しないの?
海外ではなぜ、生食する文化がなかったのでしょうか。生卵だけでなくお刺身もそうですよね。海外では、食中毒のリスクを懸念していることと、もともと生食習慣がなかったことが主な理由として挙げられます。特に食中毒をおそれている人が多く、「生=危険」と言った考えが定着しているようです
原因は卵が出てくる部分!
というのも、鶏の産卵する出口と糞尿する出口が同じため、家禽(かきん)の腸管内に常在しているサルモネラ菌が卵に付着している可能性が高いのです。品質管理や衛生管理が十分に整っていない海外では、食中毒になる人が毎年続出していることが悪いイメージを定着させた一番の理由です。そのため、食中毒を防ぐために十分に卵を加熱して食べることが推奨されている国もあるんです。
日本は品質管理体制がすごい!
海外の食中毒にかかるデータでは、米国で2011年の1年間のうちに食中毒にかかった人数はなんと約4,770万人以上にも上るそうです。日本の約1,000人と比べると3,000倍以上になります。そう考えると、日本の品質管理体制の高さが目に見えてわかりますよね。
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