西洋Wasabiがあるんです

また実は、東ヨーロッパ原産の西洋わさび「horse radish(ホースラディッシュ)」があります。わさびと同じアブラナ科の食用植物で、日本では主に北海道で栽培されています。西洋だいこんとも呼ばれて、粉わさびやチューブタイプわさびの原料に使われています。もちろんわさびと同様にすりおろしなどで食べることができますし、ローストビーフによく合うのがこの西洋わさび。 Wasabi以外の英語の表現として、「Green horseradish paste(グリーン ホースラディッシュ ペースト)」や「Japanese horseradish(ジャパニーズ ホースラディッシュ)」も知っておくといいかもしれませんね。

「つーんとする辛さ」を英語で表現するなら?

「Wow!Hot!」「Spicy!」 外国の人がわさびを口にしたときには思わず、こんな風に声に出すことが多いようです。 「ぴりっと辛い!」というニュアンスでいくと合っている気がしますが、わさび独特の「鼻にツン」とはやっぱり微妙に異なる感じ……。 たとえば「鼻に刺激」を英語で言うと、「Irritation to the nose.」。「刺激する」という表現に変えて、「stimulate the nose.」という具合。 「Wasabi has the hot flavor to stimulate the nose.」で「わさびは鼻を刺激する辛みがある」という意味に。ほかに「burn the nose (鼻が焼ける)」や「Wasabi Kick!(わさびに鼻を蹴られた(やられた)!)」なんていう表現も。わさびを食べたときに、ジェスチャー付きでこんな風に言えば、「鼻にツンときてる!」を伝えることができそうです!

新語「Wasaby」って!?

わさびの辛さを表現しきれなくて、日本好きの外国人の間では、わさびの辛さを「Wasaby」と言うのだとか!一般的ではないものの、この形容詞はなかなかユニークですよね。 ちなみにマスタードや香辛料の辛さについては、やはり「Hot」や「Spicy」と表現されることが多いようです。山椒の「舌にぴりりと刺激」がある辛さなら、「sharp on the tongue」などと表現されています。

ちなみに、「大将!さび抜きで!」はなんて言う?

わさびを入れないで欲しいことをごくシンプルに伝えたいなら、「Wasabi-free, please.」や「Without Wasabi, please.」で通じます。また、嫌いなものを料理に入れて欲しくないときに使う「Hold」で、「Will you hold wasabi?」なんていう伝え方もありますよ。

日本ではもちろん外国でも

メジャーな存在のわさびだからこそ、旅先や日常のさまざまなシーンで外国人にその辛さを伝えたくなる機会が出てくるはず!そんなときのために、ぜひ、わさびの「鼻にツン」の表現を覚えておいてくださいね。
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