ライター : makoto_kikuchi

永遠の社会問題、クチャラー

いつの時代にも、どこからかやってくるクチャラー。個人的な感想は横に置いて、ネット上では「実に不快だ」「子供の時から注意されなかったの?」というような声もとても多く見られました。今回は、そんなクチャラーについて掘り下げていきましょう。

クチャラーを不快に感じる理由

某薬品のキャッチコピーではないですが、「クチャラーは社会の迷惑です」というように酷評しているツイートや、書き込みがとても多く見られました。では、なぜ私たちは人の咀嚼音を不快に思うのでしょうか。 人が咀嚼した食べ物を目で見るのであれば、ビジュアル的に不快なのはわかります。では、音はどうでしょう。やはり、咀嚼された食べ物を想像してしまうからでしょうか。調べてみると、どうやら人間は、咀嚼音を、雑音として認識してしまうそうです。要は、調和のとれていない音ということですね。では、雑音とはいったいどんな音なのでしょう。改めて見てみましょう。

雑音とは

辞書などで調べると、雑音というのは、一定の高さを持たず、不規則で不快な気持ちを起こさせる音や、騒音ということでした。騒音、つまり騒がしい音ですね。 確かに咀嚼音というのは、一定の音程ではないですね。しかし、それだけであんなに不快になるのでしょうか。どうやら個人差はあるものの、人間は、粘度の高い音に不快感を感じやすいそうです。あのくちゃくちゃとした音、確かに粘度が高めですね。 なるほど。クチャラーのくちゃくちゃとした音は、人間が本能的に嫌いな音なんですね。

しかし、咀嚼音が好きな人がいた

なにかと敬遠されがちなクチャラーですが、必ずしもそういうわけでもなさそうです。私の友人にもひとりいるのですが、咀嚼音が好きな人たちが存在するそう。私の友人は、とっても変わっている人なのですが、彼は、咀嚼音を聞きながらじゃないと寝れないんだとか。。。 気になったのでネットで調べてみると、意外にも咀嚼音が好きな人がたくさんいるじゃありませんか!そういった嗜好の人用に、咀嚼音を集めた動画まであるのだから驚きです。 しかも、その動画には、天ぷらとご飯の咀嚼音や、ハンバーガーとポテトの咀嚼音などバリエーションが豊富なのです。もし、聞きたいという方は調べてみてもいいですが、自己責任でお願いします。

人はなぜクチャラーになるのか

一部を除いてですが、やはり世間的には、クチャラーは受けれ難いようです。どんなにすてきな人でも、くちゃくちゃと口を開けて食事をしているのを見るとげんなりしてしまいますね。まさに、100年の恋も冷めてしまいます。 確かに、子供の時から学校でもご飯を食べてる時はしゃべらない、口を開けないようにと言われていました。では、そう教わってきたはずの人たちが、なぜクチャラーになってしまうのでしょうか。調べてみると、どうやら子供の時は大丈夫だったのに、大人になるにつれてクチャラーになっていってしまうケースがあるようです。

クチャラーになる原因

いろいろな理由があるそうですが、鼻呼吸が上手くできていない人はクチャラーになりやすいようです。本来であれば、私たちは口を閉じていても、鼻から呼吸をすることができますよね。しかし、花粉症をはじめ、慢性的な鼻炎にかかっている人は、鼻から呼吸することが難しいので、自ずと口呼吸になってしまうんですね。私も重度の花粉症なので、鼻から呼吸のできないつらさはよくわかります。 確かに普段から口呼吸で生活している人は、食事中は食べることに口を使っているので、クチャラーになってしまいがちなような気がします。鼻から呼吸はできない、でも口は食べる作業をしている、まさに八方塞がり。 これでは、クチャラーを悪くいうのはお門違いな気もしてきました。クチャラーになってしまうのは仕方ないのでしょうか。鼻炎や花粉症などを持っている人は、やはり、薬などに頼るしかないのでしょうか。私のように薬にアレルギーを持った人はどうしたらいいのでしょう。 と、調べていくうちに、クチャラーの定義を発見しました。すると「慢性的な鼻炎や花粉症などで、口呼吸が致し方ない場合」は除くそうです。ということは、クチャラーというのは、ただ単に口を開けて咀嚼している人ということなんですね。
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