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育て方
飼育ケースの上部(ひなが届かない場所)に、ひよこ電球を取り付けて容器内を温めます。そして、直径10cm程度にカットして丸めたフリースを角に置いて、ひなが潜り込むスペースを作りましょう。ただし、出てこれなくなって窒息してしまう危険があるので、底面から浮かした位置に両面テープを貼って固定しておくといいそうです。
ケース内の温度は、温かいところだと39〜39.5度、低いところで30度に設定して、ひなが温かい場所と涼しい場所、両方を行き来できるようにしてあげてください。ひなの成長に合わせて少しずつ温度を下げ、生後2カ月頃には25度くらいでも平気です。
うずらを飼う注意点
うずらは、なんと言っても鳴き声が大きいのが特徴です。早いと朝5時頃に鳴くこともあるようで、集合住宅で飼育する場合は防音対策が必要。
また、動物に関して何かしらのアレルギーがある方は、うずらを飼わない方がよさそうです。目がかゆくなったりくしゃみが出るだけでなく、重度の方の場合は喘息症状による呼吸困難に陥る恐れがあるんだそう。
うずらは泳げないので、水浴びはNG。先ほどお話しましたが、体温が低下して死に至るケースがあります。うずらは空を飛べるので、飼育ケースから出す時は必ず戸や窓を閉めてくださいね。
どのくらいの卵を産むの?
まず、うずらの平均寿命は3〜4年で、産卵期間が1年〜1年半。そして、どのくらい産むのかと言うと、年間約200~250個。つまり、お店で売っている10個入りパック、20〜25パック分を産むという計算になります。
なかには、1週間に1個という超スローペースで産むメスもいるようです。
ただ、ここで残念なお知らせが。2才以上になると、あまり卵を産まなくなります。そしてもうひとつ、うずらは脂身が少なくて鶏よりもおいしいんだそうですよ。これまでの頑張りをねぎらって老後をやさしく見守るか、涙を飲んで思い切って食べてしまうかはあなた次第……。
うずらと生活するメリット
うずらを飼うにあたり、専用の飼育専用のケースや藁、エサ代などの初期費用は、ざっと見積もっただけでも数万円はかかると考えてください。そしてこれらは成長に合わせて買い換える必要があるほか、長期に渡る旅行で家を空けられなくなる可能性だってあるかもしれません。
その半面、うずらと生活するメリットもちゃんとあるんですよ。それはきっと、あなたを癒やしの世界へいざなってくれることでしょう。
温もりを感じられる
寒さが厳しい真冬でも、天然の羽毛を身にまとったうずらがそばにいれば、身も心も温まります。仕事で疲れたとき、辛いことがあったとき、家に帰ってうずらの温もりを感じれば、安心して深い眠りにつけるでしょう。
将来安泰かも
先ほどお話したように年間200~250個の卵を産むのであれば、うずらが2羽いれば、十分元はとれるのではないでしょうか。うずらを普通に買おうとすると相場は大体2,000円〜3,000円程度。仲介手数料を入れても10羽売れば、10,000円はあがりが出るはず。うまいこといけば、メスが産んだ卵で生計を立てられるかも。
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