抗酸化作用

さんぴん茶の原料となるウーロン茶や緑茶には、ポリフェノールの一種である「カテキン」が含まれています。カテキンには強い抗酸化作用があり、活性酸素の増加を抑えるはたらきや、ダメージを修復するはたらきがありますよ。抗酸化物質として代表的なビタミンEと比べると、およそ50倍もの作用をもつと言われています。(※7,8)

ほかの飲み物とのカフェイン比較

各飲み物のカフェイン量

ほかの飲み物と100mlあたりに含まれるカフェイン量を比べると、どれくらい違うのでしょうか。

玄米茶……10mg
さんぴん茶……15mg
煎茶……20mg
ウーロン茶……20mg
ほうじ茶……20mg
紅茶……30mg
コーヒー……60mg

一般的によく飲まれる飲み物を100mlあたりで比較すると、コーヒーに含まれるカフェインがもっとも多いことがわかります。また、さんぴん茶のカフェイン量はそれほど多くはありませんが、飲みすぎによるカフェインの過剰摂取には気を付けましょう。(※9,10)

さんぴん茶のおいしい淹れ方

Photo by 小川裕夫

さんぴん茶は、適温の80度で茶葉を蒸すとおいしくいただけます。

手順

1. 沸騰したお湯を急須に入れ、全員分の湯呑みに移します。この作業をおこなうことで、約80度のお湯が作れます。 2. 急須に茶葉を入れ、湯呑みのお湯を注ぎ、30秒~1分ほど蒸らします。 3. 湯呑みに、最後の一滴まで注ぎきり、いただきましょう。

何度も淹れる場合

さんぴん茶は、同じ茶葉で4回ほど淹れられますが、1回ごとに薄くなっていくので、蒸らし時間を長くして調整してみてくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ