ピーマンって英語じゃないらしい……その呼び名と語源を徹底解説!

緑色で栄養満点のピーマン。英語でなんて言うのかご存じですか?今回は知っているようで知らなかったピーマンについてのあれこれを特集します。これを読んだらあなたもすっかりピーマン通。ピーマンの英語での呼び方、語源などトリビアをまとめました。

2019年1月30日 更新

ライター : ニコライ

グルメライター。スイーツやお店の紹介、コラムまで食に関することは幅広く書いていこうと思います。日本酒が好きで飲み歩きも多いこの頃。旅行先のカフェに行くのも好きです。どうぞ宜…もっとみる

ピーマンは英語でなんと言う?

冷蔵庫に常備されている身近な野菜の代表格、ピーマン。カタカナで書くので外来語ということはなんとなく想像がつきますが……ご存知ですか?「ピーマン」って、実は英語じゃないんです。 では、ピーマンは英語で何と言うのでしょう。今回はピーマンという言葉にまつわるちょっとした豆知識をご紹介しましょう。

さくっとピーマンについておさらい

原産地と旬

ではまず、ピーマンについておさらいしましょう。 ピーマンは、ナス科トウガラシ属の一種であり、一年草です。原産地は中南米の熱帯地方。世間一般に流通しているポピュラーな緑色のピーマンは、熟す前の状態で収穫されたものです。熟すと赤色になり甘味もグッと増すのですが、赤く熟すまで相当数の日にちがかかるので、効率よく採れる緑色のピーマンが多く販売されているのです。 独特のクセがあることから、ピーマンは子どもに嫌われがちでしたが、昨今改良により苦みが少なくなり、健康野菜として人気を集めています。ピーマンの旬は5月〜9月頃、夏野菜の代表的な存在です。

歴史

原産地の中南米熱帯地方では、紀元前6500年頃にはすでにとうがらしが、食用の野菜として用いられていました。その後大航海時代に入り、コロンブスがとうがらしをヨーロッパへと持ち帰り、改良されて、ピーマンが誕生しました。 日本には16世紀にポルトガル人によって伝わってきたのですが、一般家庭に普及するのには長く時間がかかり、第二次世界大戦後にようやく栽培されるようになったので、日本でのピーマンの歴史はまだまだ浅いでしょう。

ピーマンの呼び名は3種類

実は、英語でのピーマンの呼び名は4種類あります。  ・green pepper(グリーンペッパー)  ・bell pepper(ベルペッパー)  ・sweet pepper(スウィートペッパー)  ・paprika(パプリカ) もっとも一般的に使われるのが「green pepper」。緑色のとうがらしをさす言葉。「bell pepper」は、ベルの形のとうがらし、「sweet pepper」は甘とうがらしという意味です。「paprika」はそのまま、赤黄色の品種と同じものとして扱われます。 いずれもピーマンの特徴をよくあらわしていますね。あなたはどの呼び名が1番ピンときますか?

ピーマンはとうがらしだった

さて、とうがらしは英語で「hot pepper(ホットペッパー)」というのはご存じの方も多いことでしょう。ピーマンの呼び名と同じく「pepper(ペッパー)」が入っています。この、「pepper」という単語自体がとうがらしを意味しています。 先ほども触れましたが、ピーマンはナス科トウガラシ属。れっきとしたとうがらしの仲間で、とうがらしの辛みをなくすように品種改良されたものがピーマンなのです。そのため、ピーマンをあらわす英語には「pepper」という単語が使われているのです。

オーストラリアでも言い方が違う

また、同じ英語圏でもオーストラリアでは、ピーマンの呼び方が欧米とは異なります。オーストラリアでは、ピーマンのことは「capsicum(カプシクム)」もしくは「sweet pepper(スウィートペッパー)」と呼びます。これは、とうがらし全般を意味する単語です。 オーストラリアでは、ピーマンは独立した野菜の種類ではなく、とうがらしの一種として認識されているということですね。ところが変われば呼び名も変わる、面白い一例です。
Photos:2枚
ベランダに並ぶピーマンたち
赤ピーマンが並んでいる様子
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