こんにゃくの逆襲がはじまる!

しかし最近は、健康志向の高まりから日本食の価値が見直されており、低カロリーでヘルシーなこんにゃくがダイエット食として逆襲のときを迎えています。
海外で爆発的にウケているのが、麺状の「しらたき」。アメリカのスーパーの一角には「TOUFU SHIRATAKI」(豆腐しらたき)、「Skinny Noodles(スキニー・ヌードル)」、「Miracle Noodles(ミラクル・ヌードル)」といったしらたき商品が所狭しと陳列されているといいます。さらに学校給食に採用される動きもあり、いかに人気を博しているのかがわかりますよね。

ゼン(禅)パスタ

パスタの代用品として話題の「ゼン(禅)パスタ」は、イタリアから逆輸入されたダイエット食。カロリーはパスタの25分の1程度に抑えられるうえ、カルシウムも豊富に含まれています。

グルテンフリー

海外の人々の心を鷲掴みにしているキーワードのひとつが「グルテンフリー」です。グルテンとは、小麦などに含まれるタンパク質の一種。アレルギー対策やダイエットからグルテンフリーという言葉が出回るようになり、こんにゃくが注目されるようになりました。

世界に誇る次世代フード「こんにゃく」

こうして見ると食文化の移り変わりとともに、英語の名称が変わっていったことがわかります。当初、東洋の島国のグロテスクな料理としか認識されていなかったこんにゃくは、今や海外仕様に形を変え、世界のヘルシー分野を牽引する食材のひとつにまで成長を遂げました。 「Devil's tongue starch paste」から「Konjac」へ名称が変わったことには、こんにゃくが世界の食の分野で市民権を得たことはもちちんですが、注目を浴びる日本の食文化の盛り上がりを示すたしかな証拠かもしれません。 逆境からチャンスを見い出した、次世代のヘルシーフード・こんにゃく。味と一緒に命名の変遷を噛みしめてみたら、また違った味がするかも?
▼悪魔がつく食べ物はまだまだありますよ
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