ライター : tep

長年の研究から生まれたマーブルコート

おいしい料理を作って楽しい食事タイムを過ごしたあと、「さて、洗い物でもしよう」と思ったら不意に目に入る、食材がこびりついたフライパン……気持ちが一気に萎えますよね。 フッ素加工のフライパンなら、そんな面倒もあまり気にせず使えるけれど、耐久性の弱さは否めません。もっと使い勝手のいいフライパンがあればいいのにな、そんなふうに思っている人、とても多いのではないでしょうか。 フッ素加工のフライパンが初めて開発されて以来、50年以上という長きに渡り、耐久性の向上を目的に研究が続けられてきました。 そうした長年の研究の一つの成果といえるのが、「マーブルコート」加工を施したフライパンです。 では、マーブルコートとは一体、どのようなものなのでしょうか。

フッ素と大理石の利点を両立したフライパン

「マーブル」とは、日本語で「大理石」のこと。マーブルコートフライパンとは、その名の通り、大理石をコーティングしたフライパンです。大理石を粉状に加工したものを、フライパンの表面に付着させ、覆うことで、これまでにない耐久性を実現可能にしました。 といっても、マーブルコートフライパンの場合もフッ素加工はおこなわれています。フッ素樹脂に大理石の粉を混ぜ、何層にも渡ってコーティングしていくんです。 フッ素加工の大きな利点は、「食材の付着しづらさと、楽な手入れ」。その一方、フッ素樹脂はやわらかく熱に弱いため、「耐久性に難あり」という弱点があります。 こうした弱点を補うために生み出されたのが、マーブルコートフライパン。大理石を使うことによる「強い耐久性」と、いま述べたフッ素加工のメリットを同時に得られること、これこそがマーブルコートフライパンの最大の特長といえるでしょう。

寿命はどのくらい?

マーブルコートもフッ素加工の1種ですから、もちろん、寿命はあります。とはいえ、メーカーによって違いはあっても、一般的なフッ素加工フライパンと比べて2倍ほど長持ちするようです。 もとより寿命の長いマーブルコートフライパンですが、上手にお手入れすれば、より長持ちしてくれます。どんな方法がマーブルコートフライパンには最適なのでしょうか。

長持ちさせるお手入れ・使い方

マーブルコートでもフッ素加工が施されている以上、やはり一番に気をつけたいのは、「熱」。中火程度の調理にとどめておくと、コーティングがはがれにくくなります。「高温の空焚き」は厳禁なので、注意してくださいね。 もう一つ、「金属製の調理器具」はできるだけ使わないようにしましょう。コーティングをはがしてしまう原因になります。 そのほか、「洗い終えたら水気をすぐに拭き取る」ことや「調理後の料理をできるだけ早く取り出す」ことも大切なので、意識してみてくださいね。
Amazonでも購入できるので、ご興味があればぜひ試してみてくださいね!

ITEM

オリエント 軽量マーブルコートフライパン 26cm(ガス火専用)

¥1,650〜

※2016年4月4日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ