ワインで悪酔いするのはなぜ? 理由を知って賢く飲もう

「ワインは悪酔いしやすい」「赤ワインのほうが酔う」などと聞きますが、それって本当? もし本当だとしたら、一体なぜ? 実は、ワインに含まれる"ある成分"が原因のようです。悪酔いしないための対策も知って、楽しくお酒を飲みましょう。

2019年2月27日 更新

どうして悪酔いするの?

みなさん、いろいろなエピソードとともにお酒を飲んで酔っ払ったという経験は、きっと少なからずあるのではないでしょうか。なかには人に絡んだり、ひどい頭痛や吐き気をもよおして悪酔いしたこと、または見たこともあるかもしれませんね。

安酒を飲んだ、ちゃんぽんして飲んだ、ついつい飲みすぎた、などを悪酔いした原因に挙げる方が多いですが、はたして本当にそれが理由なのでしょうか?

今回は、ワインに焦点を当ててご紹介します。「ワインはほかのアルコール類より悪酔いしやすい」「安いワインほど悪酔いしやすい」とも言われていますが、その真相について追求していきます。

ワインが酔いやすいとされる理由

ワインに含まれる「フーゼル油」が原因?

ワインにはフーゼル油という物質が含まれています。これは高級アルコール混合物の総称で、脂肪酸の一種です。以前は、これが悪酔いの原因だと考えられていました。

しかし、フーゼル油はどの種類のアルコールにも含まれているもの。特に焼酎に多いようです。動物を用いた実験では、フーゼル油が二日酔いの原因とは考えにくいとされています。(※1)仮にワインにフーゼル油が多く含まれていたとしても、それが悪酔いの原因ではないようです。

真犯人は「ヒスタミン」と「チラミン」

赤ワインには、ヒスタミンという成分が入っています。このヒスタミンは血管を急速に広げることで、頭痛の原因となる場合があります。(※2)

また、赤ワインはチラミンという成分も含んでおり、こちらはヒスタミンと真逆で、血管を収縮する作用があります。収縮することで脳に負担がかかってしまい、頭痛が引き起こされます。(※3)

ワイン×チーズは気をつけたい組み合わせ

実は「チラミン」という成分、チーズにも多く含まれているんです。ワインとチーズは定番の組み合わせで、好きという方も多いと思いますが、どちらも頭痛を引き起こす原因になりかねない食品。

絶対にダメというわけではありませんが、飲み過ぎ・食べ過ぎには気をつけたい組み合わせですね。

安いワインだから悪酔いするわけではない

上でご紹介した通り、ワインそのものに頭痛などの原因となる成分が含まれており、安いワインだからといって悪酔いをするわけではありません。

ちなみに、上で出てきたヒスタミンは、イタリア産のワインよりもフランス産のワインのほうが多く含まれていることが分かっています。(※2)本場の上質なワインであっても、悪酔いは起こり得るのです。

赤ワインのほうが酔いやすい?

赤ワインと白ワインでは酔い方が違うと感じる方もいると思います。その感じ方の違いは、飲む温度が関係しているんです。一般に白ワインは冷やして飲むとおいしいとされ、一方、赤ワインは常温で飲むほうがいいとされていますよね。

赤ワインはアルコール分が胃腸に吸収され、そのまま体内にまわりますが、白ワインは温度が低いため飲んでからすぐ吸収されるのではなく、ある程度時間がたち、体内温度と同じくらいになってから吸収されます。(※4)

そのため、赤ワインは酔いやすく、白ワインは酔いにくいとされていますが、実は酔い方としてはどちらも変わらず、冷たくして飲む白ワインのほうがあとから酔いが回るというだけの話なのです。(※4)

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noranora69

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