ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

肉を常温で放置しても大丈夫?

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調理前の生肉を常温で放置することは基本的にはおすすめできません。20~40度は細菌が増えやすい温度帯なので、常温保存では食中毒菌が増殖するおそれがあるためです。

とくに高めの室温で2時間以上放置すると、食中毒を発症するような菌数に達する場合が。「ちょっと置いただけ」「見た目に変化がない」というときでも、細菌が増えている場合があるので注意が必要です。

常温に放置すると絶対に食中毒になるというわけではありませんので、注意すべき条件を知っておきましょう。(※1,2)

肉を常温で放置すると危険な理由

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理由

  1. 食中毒菌が急激に増える
  2. においや見た目では判断できない
  3. 加熱しても安全にならない場合がある

食中毒菌が増えやすい温度帯

10度以下の冷蔵庫内とは異なり、常温では食中毒菌が増える温度帯になるおそれが。とくにキッチンや夏場の室温では菌がもっとも増えやすい30〜40度になることがあり、注意が必要です。(※1,2)

見た目が普通でも危険な理由

「肉を長時間常温で放置したけれど、見た目・匂いに問題がなさそうだから食べる」というのが一番危ないケースです。見た目や匂いに違和感がなくても、菌が増えている場合があります。

加熱すれば大丈夫は誤解

食肉に見られる食中毒菌のなかには、高温で加熱しても消えないもの(ウェルシュ菌)があります。しっかり加熱した煮込み料理でお腹を壊す場合もあるため、食中毒菌は増やさないための対策が重要です。(※4,5)

肉は常温で何時間まで放置できる?

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原則として、肉は常温放置しないことが食中毒対策のために重要です。2時間程度でも食中毒菌が増加する場合もあるため、「何時間なら放置してOK」という保証はできません。(※2,6)
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