7. サワードウ

パンブームが続くいま、次に求めるのは、ただの新しいパンではなく「手間ひまかけた本物の味」です。それが、天然酵母だけでじっくりと発酵させる「サワードウ(Sourdough)」。パン好きなら、「もうおなじみ」という人も少なくないはずです。

なぜ「サワードウ」が来る?

すでに欧米圏では定番化しており、近年「サワー種を育てる」ホームベーキングブームを巻き起こしています。

日本でも、手間をかけて作られたサワー種特有の酸味や深い風味が、食にこだわる層の心を見事に掴みつつあります。これからは、専門店の味としてだけでなく、スーパーやコンビニでもサワードウの商品が増えるのではないでしょうか。

8. 花巻(ファーチュエン)

Photo by macaroni

中華圏で主食として愛される「花巻(ファーチュエン)」。このふっくらとした中華蒸しパンは、ほんのりとした甘みと、驚くほどもちもちとした食感が特徴です。

パンブームが続くなか、アジア発のパン系スイーツ・主食が浸透してきた流れを引き継ぎ、専門店やベーカリーでの取り扱いが増えると予想しています。

なぜ「花巻」が来る?

特に、2025年に「せいろ」を使うことがブームとなった影響で、花巻は手持ちのせいろで蒸したてアツアツを家庭で手軽に作れる点も大きな強み。

中に具材を挟んだり、たれを付けたりなど、アレンジができるため、新しい主食の選択肢として食卓への浸透が進むと見込んでいます。

9. 焼売(シュウマイ)

Photo by macaroi

餃子専門店ブームが落ち着きを見せる中、次にくる「中華点心の専門化」として、シュウマイが主役の座に躍り出ています。

なぜ「しゅうまい」が来る?

2025年に入ってから、シュウマイの専門店やテイクアウト専門店がすでに増加傾向にあるといわれており、ブームの兆しは明白。

2026年には、この流れがさらに加速し、冷凍シュウマイの高級化やギフト需要も高まるかもしれません。昔ながらのシュウマイの見直しに加え、エビ、カニ、和牛といったリッチな肉餡のバリエーションや、蒸したてアツアツを自宅で手軽に楽しめる専門性が、幅広い層から支持を集めるポイントとなりそうです。
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