一番時間短縮になる。圧力鍋を使う栗の剥き方

Photo by 稲吉永恵

圧力鍋を使う方法は、水に浸けたり冷凍したりするより短い時間でできるので、スピード感重視の方におすすめ。

まず、よく洗った栗を熱湯に1時間浸けます。時間になったら栗をお湯からあげ、頭の部分にハサミで十字の切り込みを入れてください。これで栗の下準備は完了です。

圧力鍋を用意し、栗と水を入れます。水は栗が浸るくらいまで入れましょう。そして、蓋をして中火にかけ、圧がかかったら火を弱めて10分加圧します。

Photo by 夏目ミノリ

時間はかかりますが、もちろん普通の鍋でも代用可能です。圧力鍋は一般的な鍋の1/3の時間で調理できるため、3倍の30分ゆでます。今回は土鍋を使用してみましたが問題なく剥けました!

Photo by 稲吉永恵

栗がゆであがったら粗熱をとり、包丁を使って鬼皮を剥きます。ゆでる前に入れた切り込みに包丁を引っかけて皮をはぐようにするのがコツ。

渋皮も実から離れやすくなっているので、包丁を使わず手でも剥けます。

圧力鍋を使って栗の皮を剥く際は、栗が冷めないうちに作業をしてください。栗が冷めてしまうと皮が剥きづらくなります。皮剥きを始めるまでは、栗を圧力鍋の中に入れておき、できるだけ温かい状態で皮を剥きましょう。軍手をして作業すると熱さがやわらぎます。

味や食感の違いはある?

Photo by 夏目ミノリ

冷凍(お湯につける剥き方と鍋で煮る剥き方)、水、圧力鍋、計4種類の剥き方
剥きやすさだけでなく、味にも変化が出るのか気になったので、すべて火を通してから味を比較してみました。

各剥き方の特徴や、向いている料理もまとめているので、用途に合った剥き方を探してみてください。

冷凍する剥き方

Photo by 夏目ミノリ

冷凍する剥き方は、きれいに剥けるのが一番のメリット。半日冷凍するので、ほかの剥き方に比べて時間はかかりますが、剥きやすさや仕上がりのきれいさを重視したい方におすすめです。

「冷凍したら食感が変になりそう……」と不安でしたが、どちらも問題なく、おいしく食べられました。

冷凍後はお湯に浸けたり煮たりしますが、なかの栗は生、あるいは半生状態です。料理に使う際は、必ず加熱調理をしましょう。
向いている
シーン
・形をきれいに残して剥きたいとき
・子どもと一緒に作業したいとき
・スピーディーに剥きたいとき
おすすめ
料理
栗ご飯、栗の渋皮煮など

水に浸ける剥き方

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水に浸ける剥き方は、時間と力、コツを掴む必要はあり。包丁の扱いに慣れている方向けです。面取りがうまくいかないとボロボロになってしまうので、不安な方は別の方法を推奨します。

味に関しては、火が入りすぎたり傷みが少なかったりするため、素材の味が一番フレッシュに感じられますよ。

また、栗を生の状態からほかの食材と調理ができるため、栗の風味が料理全体に行きわたって統一感のある仕上がりになります。
向いている
シーン
・時間があるとき
・量が多く鍋で処理しきれないとき
・生栗を料理に使いたいとき
おすすめ
料理
栗ご飯、栗入りの煮物、
栗の甘露煮など

圧力鍋を使う剥き方

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工程簡単、作業時間も短くて済む圧力鍋を使う剥き方。皮が剥きやすくなるだけでなく実もやわらかくなります。ほくほくとした食感でおいしく仕上がっていたので、そのまますぐ食べたい方には圧力鍋を推したいところ。

あとは、栗をつぶして使う料理にも向いています。火が割と入ってしまうので、ご飯に混ぜたい場合は一緒に炊くのではなく、あと入れがおすすめです。
向いている
シーン
・皮を剥いてすぐに食べたいとき
・栗をつぶして使いたいとき
おすすめ
料理
栗のまぜご飯、栗きんとん

いろいろな剥き方を知っておくと便利!

比較してみた結果、どのやり方にもメリットデメリットがあるので、用途に合わせるのが一番!ということがわかりました。さらに言えば、栗の種類や状態によっても変わります。

いろいろな方法を知っておくと、状況に合わせた最適な方法が見つけやすくなるので、ぜひ実際に試してみてくださいね。

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※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。

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