ライター : ☆ゴン

カヤジャムを塗ったトーストが「カヤトースト」

カヤトーストとはその名のとおり、カヤジャムを塗ったトーストのことです。カヤジャムは、原材料にココナッツミルクと卵、砂糖、パンダンリーフというハーブを使います。東南アジアでは、広く親しまれている伝統的なペースト状のスプレッド。

それを塗ったカヤトーストは、シンガポールのソウルフード的な朝食&軽食メニューといえます。いろんな市販ジャムがありますが、おうちで作る家庭も多いそうです。そんなカヤジャムの作り方と食べ方、カヤトーストのアレンジレシピを紹介します。

カヤジャムの簡単な作り方

カヤジャムの色は本来、パンダンリーフを使うため緑がかった茶色。こちらはハーブを使用せず、ココナッツミルクと卵、砂糖だけで作る簡単なレシピなので、薄茶色に仕上がります。混ぜたものが分離しないよう、弱火でじっくり加熱しながら、焦がさないようにするのが上手に作るコツです。

カヤトーストのポピュラーな食べ方

トーストした食パンにカヤジャムを塗り、薄切りバター(パンの半分くらいの大きさ)をはさむのが、ポピュラーな食べ方です。またシンガポールでは、温泉卵の黄身をつぶして、パンに絡めながら食べるのが本場風。とろりとした卵のコクと旨味、甘いカヤトーストの組み合わせがたまりません。

カヤトーストのアレンジレシピ3選

1. 温泉卵を添える定番のカヤトースト

2枚の薄切り食パンにカヤジャムを塗り、薄切りバターをのせてサンドし、温泉卵を添える現地の食べ方に忠実な作り方です。レシピでは冷たいバターを使いますが、食感が気になるようなら、バターをのせたあとに軽く焼いてもOK。市販のカヤジャムを使用しています。

2. チーズをのせてもおいしいカヤトースト

チーズトーストのように、カヤトーストにとろけるチーズをトッピングしても意外といけます。チーズのまろやかなコクと塩気、カヤジャムの甘味が相まって、ちょっと不思議な味わいとおいしさ。レシピと同じく、バターよりもやわらかくて扱いやすい、マーガリンを使っても良いですね。

3. バナナとレーズンのカヤトースト

バナナとドライレーズンをトッピングする、フルーツたっぷりなオープンサンド風の作り方です。トーストした食パンに塗るのは、もちろんバターとカヤジャム。パンははじめに軽くトーストして、フルーツをのせて2回焼きにすると、よりおいしく仕上がります。

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