めんつゆトラップが効かないときに考えられる理由

Photo by 大村 はなこ

めんつゆトラップを使ってもコバエが減らない場合、「駆除のスピードより増えるスピードが早い」「ショウジョウバエ以外のコバエがいる」「めんつゆのにおいが弱い」といった3つの理由が考えられます。以下に理由と対策をまとめましたので、効果を感じられなかったという方は確認してみましょう。

駆除のスピードよりコバエが増えるスピードが早い

コバエは繁殖力が非常に強く、一度に30~50個ほどの卵を産みます。孵化したコバエが産卵できるようになるまでの期間も短いため、環境が整えばとんでもないスピードで大量発生することも。めんつゆトラップの効果があったとしても、それ以上のスピードで繁殖されると駆除が追い付かなくなってしまいます。

その場合は、コバエが卵やサナギの段階で駆除するのが効果的です。コバエが好む排水溝や三角コーナー、ゴミ箱、観葉植物の土、ペットの周辺などを観察して産卵場所を特定しましょう。

ショウジョウバエ以外のコバエがいる

前途のとおり、めんつゆトラップは強いにおいを好むショウジョウバエにのみ効果的があります。そのため、駆除したいコバエがめんつゆトラップに興味を示さない場合は、ショウジョウバエでなくノミバエやキノコバエ、チョウバエなどの種類である可能性が高いでしょう。

めんつゆトラップを1週間置いても効果がない場合は、ほかの種類にも効く市販のコバエ取りとの併用をおすすめします。めんつゆ以外の調味料を使ったトラップを試してみてもいいでしょう。

めんつゆのにおいが弱い

めんつゆトラップよりも強いにおいを発するものがあれば、コバエはそちらの方に集まってしまいます。ゴミ箱はできるだけフタつきのものを使用し、三角コーナーの生ゴミはこまめに処理するなどの対策をとりましょう。

また、めんつゆ以上ににおいが強いものでトラップを作ってみるのもおすすめです。ビールやワイン、お酢、みりんなどを水で薄めずに使い、食器用洗剤を混ぜれば完成です。ただし、においが強い分ほかの虫も集まりやすくなるため、3日ほどで交換しましょう。

めんつゆトラップを作成するときの注意点

簡単に作れて高い効果が期待できるめんつゆトラップですが、知っておいて欲しい注意点もいくつかあります。自作する前に確認しておきましょう。

Photo by 大村 はなこ

放置しすぎるとコバエが繁殖する原因に

めんつゆトラップを長く放置するとコバエの死骸に卵が産み付けられ、駆除するはずが逆に発生源となってしまう可能性があります。効果に関わらず、約1週間を目安に交換しましょう。また、カビが生える心配もあるので、できるだけ目の届く場所に置いておくのが好ましいです。

真夏に高温になる場所や風通しの悪い場所を避け、こまめにチェックしてください。カビが生えてしまったらすぐに廃棄しましょう。
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