ライター : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、食生活アドバイザー2級、グルメライター

世界各国のおいしい味がつまった「世界の屋台めし」

Photo by okmagami

「世界の屋台めし」は、世界中の屋台料理やストリートフードを自宅で手軽に楽しむことができるレトルト食品です。安い・早い・うまいをテーマに、世界各国の伝統的なおいしい屋台飯をどんぶり飯風にアレンジして再現。これまでにも、さまざまな国の屋台飯が“ご飯にかけて食べる”シリーズとして販売されています。

販売元は100Pine(ワンハンドレッドパイン)株式会社。おからパウダーやスイカジュースなど、コストコでおなじみの商品を手掛ける食品メーカーです。「食を通じて世界の人々の暮らしを豊かにする」をモットーにする企業だけあって、「世界の屋台めし」も本場の味にこだわって作られています。

「世界の屋台めし」はどんなセット?

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今回コストコで発売された「世界の屋台めし」には、シンガポールのラクサ、マレーシアの肉骨茶(バクテー)、台湾の魯肉飯(ルーローハン)の3種類が、それぞれ3パックずつ入っています。

「世界の屋台めし」シリーズは成城石井やカルディなどのスーパーでも購入できますが、1パックあたり250円ほどします。コストコのアソートセットなら、9食分入って1,698円(税込)。1食あたり約190円という価格で本格的な屋台めしが食べられるので、とってもお得ですよね。

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セットに入っているパウチはデザインが特に印字されておらず、非常にシンプルです。内容は英字で右下に小さく書かれており、特に肉骨茶(バクテー)と魯肉飯(ルーローハン)は色合いが似ているため間違えやすいので注意してください。

また「世界の屋台めし」の賞味期限は未開封の状態で約10ヶ月ほどありますが、パウチには賞味期限が書かれていません。箱から出して保存する際は、パウチに書いておくと良いでしょう。

シンガポール「ラクサ」

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ラクサは、シンガポールを代表する料理のひとつです。日本ではまだポピュラーではありませんが、数年前にカップラーメンの味で登場したのを覚えている方もいるかもしれません。実はラクサは、本場のシンガポールでは麺料理として親しまれています。「世界の屋台めし」では、ご飯に合うようにアレンジされているんですね。

パウチを開けると、まず広がるのはココナッツミルクの芳醇な香りです。後を追うようにエビやスパイスが香り、一気に南国に訪れた気分になります。味のバランスも絶妙で、辛さや甘さ、旨みが複雑に絡み合い、ご飯との相性も抜群。厚揚げやもやしなど本場でよく使われる食材もたっぷり入っていて、満足度の高いひと品でした。

より本格的に味わえるおすすめアレンジ

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ラクサはもともと麺料理なので、ご飯ではなくラーメンの麺にかけてもおいしくいただけます。市販の生ちぢれ麺をゆでて、しっかりお湯を切ったら温めたラクサをかけるだけ。ご飯用に作られたレトルトなので、味が濃い場合はお好みでお湯を加えて薄めると良いですよ。

マレーシア「肉骨茶(バクテー)」

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肉骨茶(バクテー)はマレーシアの伝統的な料理で、豚肉と薬草で作られたスープが特徴です。「世界の屋台めし」の肉骨茶(バクテー)は、その複雑な味わいを6種のスパイスで再現しています。

中国語で肉骨は豚肉、茶はスープを意味するとおり、パウチを開けるとスパイス香るスープと豚肉がたっぷり。ご飯にかけると、お茶漬けのようで親しみがわきます。豚肉の旨みが濃厚なスープに溶け出していて、しょうゆベースで辛味もまったくないので日本人にも馴染み深い味わいです。八角(スターアニス)特有の風味があるので、小さな子どもは好みがわかれるかもしれません。

より本格的に味わえるおすすめアレンジ

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肉骨茶(バクテー)はスープ料理ということなので、具だくさんのスープにアレンジしてみます。作り方は、とっても簡単。下ゆでした大根と水200ccを加えて、20分ほど鍋でコトコト煮込むだけです!

大根に肉骨茶(バクテー)の旨味がたっぷり染み込み、あっという間に完食してしまいました。

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大根は1パックあたり1cm幅の輪切り3個分がちょうど良く、この分量で2人前のスープに仕上がります。大根の下ゆでは米を炊くときに入れると簡単にでき、ご飯も一緒に用意できるので一石二鳥でおすすめですよ。
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