ライター : Uli

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粉砂糖の種類でどうかわる?デコレーションで検証!

Photo by Uli

普通の粉砂糖(左)/泣かない粉砂糖(右)
同じガトーショコラを4個用意し、それぞれ2個ずつ表面に「普通の粉砂糖」と「泣かない粉砂糖」をほぼ同量ずつかけて仕上げます。使用する4個のガトーショコラは、同じレシピで同時に焼いたものです。

マフィンカップで焼いたミニサイズのガトーショコラで、表面がしっかり焼かれて湿り気はなく、さらっと乾いているのが特徴。また、時間経過による変化を比較する際は、同じタイミング、同じ保存方法で冷蔵庫に入れます。

ここで使用する粉砂糖は、グラニュー糖100%の「普通の粉砂糖」と、コーンスターチと乳化剤(油脂)が入っている「泣かない粉砂糖」です。

かけてすぐの比較

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普通の粉砂糖(左)/泣かない粉砂糖(右)
ガトーショコラの表面を粉砂糖でデコレーションします。普通の粉砂糖と泣かない粉砂糖を、それぞれほぼ同量ずつ茶こしに入れてふるってかけました。

普通の粉砂糖はやや湿り気があってまぶしにくく、少し表面にムラができます。泣かない粉砂糖はサラサラで簡単に均一なデコレーションができました

6時間後の比較

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普通の粉砂糖(左)/泣かない粉砂糖(右)
保存容器にガトーショコラを並べ、粉砂糖に触れないようにふんわりラップをかけて冷蔵保存します。

6時間後、見た目に大きな差はみられません。ただ、普通の粉砂糖でデコレーションしたほうは、部分的にほんの少し粉砂糖が薄くなっているように見えます。泣かない粉砂糖でデコレーションしたガトーショコラはできたてとかわらない見た目です。

翌日の比較

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普通の粉砂糖(左)/泣かない粉砂糖(右)
冷蔵庫で24時間保存して状態を確認します。普通の粉砂糖をかけたガトーショコラは、表面ができたてよりも少し薄くなっている印象。泣かない粉砂糖をかけたガトーショコラはできたてとまったく同じ見た目です。

違いがでるのはなぜ?

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普通の粉砂糖(左)/泣かない粉砂糖(右)
表面がさらっと乾いているガトーショコラに、普通の粉砂糖と泣かない粉砂糖をかけてデコレーションすると、翌日わずかに差がでました。普通の粉砂糖は部分的に薄く溶けてしまいますが、泣かない粉砂糖は見た目がほぼかわりません。

泣かない粉砂糖は、砂糖の粒子表面が乳化剤(油脂)でコーティングされているため、溶けにくく湿気に強いのが特徴。一方、普通の粉砂糖はグラニュー糖100%で湿気に弱く、少し湿り気のある場所にかけるとゆっくり溶けていきます。

普通の粉砂糖をまぶしたガトーショコラは、割れ目部分のデコレーションが薄くなっているのが確認できます。割れ目部分は表面より湿り気があるため溶けたようです。また、薄くまぶした部分は溶けてデコレーションが消えやすく、たっぷりまぶしたトップ部分は溶けにくいことも分かりました。

ここでは、表面が乾いているガトーショコラで検証しましたが、表面がしっとりしているケーキを使うと差はより大きくなると考えられます。

検証結果まとめ

比較項目普通の粉砂糖泣かない粉砂糖
おすすめのシチュエーションすぐ食べるおうち用プレゼント
かけてすぐの見た目☆☆☆☆☆
6時間後の見た目☆☆☆☆☆
翌日の見た目☆☆☆

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