喪中の年末年始の過ごし方

なかには喪中に年末年始を過ごさないといけない方もいるでしょう。喪中には「控えるべきこと」と通常の年末年始と同じく「してもいいこと」があります。ここでは、喪中の年末年始の過ごし方について見ていきましょう。

喪中にしてもいいこと

喪中にしてもいいこと

  1. 大掃除をする
  2. お歳暮を贈る
  3. 除夜の鐘を鳴らす
  4. 年越しそばを食べる
  5. お雑煮を食べる
喪中であっても「大掃除をすること」「お歳暮を贈ること」「除夜の鐘を鳴らすこと」「年越しそばを食べること」「お雑煮を食べること」はしても問題ないとされています。

まず大掃除はあくまで掃除で、お祝いごとには当たらないのでしてもOK。お歳暮は日頃の感謝を伝えるものなので、贈っても問題ありません。ただし、熨斗(のし)は白い無地のものを選ぶ必要があります。

除夜の鐘を鳴らすのは煩悩を払う行為であってお祝いごとではないため、喪中におこなってかまいません。年越しそばやお雑煮は基本的に縁起を担いだり、健康や無事を祈ったりして食べるもののため、食べても問題ないとされます。ただし、お雑煮をお祝い料理として食べるのは控えましょう。

喪中に控えるべきこと

喪中に控えるべきこと

  1. お正月飾りをすること
  2. 新年の挨拶をすること
  3. おせち料理を食べること
  4. 神社に初詣に行くこと
喪中のお正月に控えるべきなのは、「お正月飾りをすること」「新年の挨拶をすること」「おせち料理を食べること」「神社に初詣に行くこと」です。それぞれの内容について見ていきましょう。

お正月飾りをすることは避ける

お正月飾りは「歳神様」を迎えるためのものですが、神道では死を穢れと考えるため、お正月飾りをして歳神様を迎えることは避けるべきとされます。喪中は門松やしめ縄、鏡餅のお供えは控えましょう。

新年の挨拶は言葉を変えて

また喪中は祝いごとを避けるため、「あけましておめでとうございます」という新年の挨拶は控えるようにします。もし相手から挨拶されても「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします」といった挨拶をするようにしましょう。

おせち料理を食べるのは控える

おせち料理は新年を祝うためのめでたい料理。そのため、喪中にはそぐわないとされます。とくに海老や鯛、紅白かまぼこなど、慶事に出される料理には注意したいところ。ただし、宗教や宗派、地域によってはおせちを食べても問題ないとされることがあります。気になる場合は確認しておくと安心でしょう。
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