ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

りんごを食べ過ぎると体に悪い?

甘くてサクサクと歯切れが良くおいしいりんご。「一日1個のりんごは、医者を遠ざける」ということわざまであるほど、さまざまな栄養が豊富です。

しかし、りんごを食べ過ぎると下痢や腹痛のような症状が出ることがあります。りんごの食べ過ぎによるデメリットや、一日あたりの目安量について詳しくみていきましょう。(※1)

りんごの食べ過ぎによるデメリット

デメリット

  1. 下痢や腹痛を引き起こす
  2. カロリーや糖質の摂り過ぎにつながる
  3. 中性脂肪が増えるおそれが

下痢や腹痛を引き起こす

りんごは適量であれば、下痢や便秘を抑制する整腸作用が期待できます。ただし、あまりに過剰に食べると、りんごに含まれるペクチンによって下痢や腹痛を引き起こすおそれが。

おいしいのでついつい食べてしまいますが、食べ過ぎには気をつけましょう。(※1,2)

カロリーや糖質の摂り過ぎにつながる

りんご100gあたりのカロリーは56kcal・糖質量は14.3gです。りんご1個あたり(中くらい約270g)で換算すると、カロリーは151kcal・糖質量は38.6g。カロリーも糖質量もそこまで高くはありません。

しかし、カロリーと糖質の摂り過ぎにつながるため、食べ過ぎには注意が必要です。(※3,4)

中性脂肪が増えるおそれが

果物であるりんごには、果糖(フルクトース)が含まれています。果糖は摂り過ぎると、肝臓で中性脂肪となり肥満を招くおそれが。

果物であるりんごに、ヘルシーなイメージをお持ちの方は多いかもしれません。ただし、りんごも食べ過ぎると太るため気をつけましょう。(※5)

一日何個まで?りんごの食べ過ぎの目安

種類によってさまざまですが、果物は一日あたり100~200gが目安量です。りんごの場合、1/2個程度まで。

1個以上は食べ過ぎとなり、中性脂肪が増えて太るおそれがありますよ。適量を守り、食べ過ぎには注意しましょう。(※5,6)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ