賞味期限と消費期限の違い

まずは賞味期限と消費期限の違いを解説します。消費者庁では、品質が急速に劣化する食品には「消費期限」、比較的品質が劣化しにくい食品には「賞味期限」を表示するのが一般的です。プリンは、種類によって消費期限・賞味期限のいずれかが明記されていますよ。

賞味期限とは

賞味期限とは、品質が変わらずにおいしく食べられる期限のこと。期限を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。プリンの場合、スーパーやコンビニなどで販売されているようなものに記載されていることが多いです。

なお、賞味期限は、科学的・合理的な根拠に基づいて得られた期限よりも、短い期間を安全係数として設定することが基本とされています。安全係数は、品質の変動が少ないものに関しては0.8以上を目安に設定することが望ましいとされています。

食べられるかどうかは、賞味期限の日にちだけでなく、個別に判断する必要があります。(※1,2)

消費期限とは

消費期限とは、未開封かつ、定められた方法で保存すれば食品衛生上の問題が生じないと認められる期限のことを指します。そのため、消費期限を過ぎた食品は食べないようにしてください。(※1)

賞味期限切れでも食べられる?日にち別に解説!

※画像はイメージです
賞味期限が切れてしまったプリンを見つけたら、食べられるかどうか気になりますよね。一般的に、専門店の手作りプリンは消費期限が定められているため、期限を過ぎたプリンは食べることができません。

ここでは、スーパーやコンビニなどで販売されている一般的なプリンの賞味期限について解説します。なお、ご紹介するのは正しい保存環境を守ったうえでの目安です。必ず食べられるとは限らないため、ご自身での判断をお願いします。

賞味期限が切れて3日経ったプリン

賞味期限が15日に設定されているプリンは、安全係数による品質保持期間が18日。3日経った程度であれば、食べてもよいでしょう。ただし、できるだけ早く食べることをおすすめします。

賞味期限が切れて5日経ったプリン

賞味期限が15日に設定されているプリンは、安全係数による品質保持期間が18日。2日過ぎているので、風味がいつもと違うときは食べるのをやめてください。賞味期限が20日に設定されているプリンは、安全係数による品質保持期間が25日なので、食べても問題ないと考えられるでしょう。
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