ライター : とも

子育てフードライター

この記事でわかること

白湯は古くから健康法として知られ、鉄瓶で作るとさらに効果的。鉄瓶から溶け出した鉄分を摂取できるほか、白湯が軟水化して飲みやすくなるメリットもあります。白湯を飲む量は一日800mlほどが目安で、朝飲むのが特におすすめです。

ただし、鉄瓶のお手入れや持ち運びには注意が必要。使いやすい鉄瓶を選ぶ際には、重さや容量、手入れの手間を考慮するとよいですよ。

白湯とは?

白湯(さゆ)とは、沸騰させたお湯を50℃程度まで冷ましたものを指します。赤ちゃんの粉ミルクを作るときや、薬を飲むときに飲むという方が多いのではないでしょうか?

白湯の歴史は古く、5,000年以上前のインドでは、白湯が人の身体を整える健康法のひとつとして考えられていたといわれているんです。

白湯は冷たい水を飲むよりも体が温まります。そのため、現代でも白湯を飲むと冷え性の緩和や基礎代謝が上がるなどの効果が期待されています。(※1)

鉄瓶で作る白湯の効果

鉄瓶に使われる鉄は、身体に吸収されやすい「二価鉄」。そのため、鉄瓶で白湯を作ると、溶けだした鉄分を摂取できます。鉄分は貧血対策に欠かせない栄養素です。鉄瓶を使えば、手軽に鉄分の摂取量を増やせますよ。

また、鉄瓶で白湯を作ると、飲みやすくなることもメリットのひとつ。カルシウムやマグネシウムといったミネラル分が、鉄瓶の内部に付着して白湯が軟水化します。鉄瓶で作った白湯は口当たりがまろやかで、甘く感じる方もいるようですよ。(※2,3,4)

鉄瓶白湯の作り方

用意するもの

・鉄瓶
・水

白湯に使う水は水道水で構いません。日本の水道水は一般的に軟水に分類されています。カルシウムやマグネシウムの含有量が、1Lあたり60~100mg未満に定義されているのが特徴です。海外のミネラルウォーターに多い硬水で鉄瓶白湯を作ると、鉄瓶内の湯垢がはがれてしまうおそれがあるため気を付けましょう。(※5)

手順

1. 鉄瓶に水道水を注ぎます
2. 蓋をして、弱火〜中火にかけて沸騰させます
3. 沸騰したら蓋を取ります。そのまま弱火で10〜15分加熱します
4. 火を消し、湯飲みやマグカップにお湯を注ぎます
5. 50℃ぐらいに冷めたらできあがりです

沸騰後にそのまま10〜15分火にかけることで、水道水独特のカルキ臭が抜けてまろやかな味に変化します。ぜひこのひと手間を忘れずにおこなってくださいね。
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