ライター : あんどうなつみ

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白湯とは?

そもそも白湯とは、何を指す言葉なのでしょうか。答えは、「水を沸かしたお湯」です。調味料などを一切入れず、ただ水を沸かした(沸騰させた)だけのお湯を指します。また沸騰させて飲める温度まで冷ましたものも白湯と呼ぶことも。

また、白湯は「さゆ」または「しらゆ」と読むのが一般的。「はくとう」と読むこともありますが、その場合は上記の意味だけでなく「(薬湯に対して)通常のお風呂」という意味も加わります。

その歴史は古く、約5,000年前から存在したとされており、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダにも使われていました。

白湯とお湯の違い

Photo by 夏蜜柑

白湯を説明するうえでよく挙げられるのが、お湯との違いです。白湯が水を沸かしたものであるのに対して、お湯は「水を温めたもの、水を加熱したもの」を指します。つまり、熱を加えた水の総称を「お湯」、そのなかでも沸騰させたものを「白湯」と呼ぶわけです。

お湯は必ずしも沸騰させなければいけないわけではないため、不純物が含まれていることがあります。一方で、白湯は沸騰させるのが条件なので、不純物が取り除かれていることが特徴です。

▼白湯とお湯の違い
白湯(さゆ/しらゆ)・水を沸騰させたお湯のこと
・沸騰させているため不純物が取り除かれている
お湯・熱を加えた水の総称
・不純物が含まれている可能性がある

白湯の温度は?飲み方や注意点

そもそも白湯とは、「沸騰させたお湯」のこと。つまり、沸騰させて不純物を取り除いたお湯であれば、どれくらいの温度であっても白湯と呼びます

ただし、生活習慣として白湯を取り入れる場合、熱すぎると飲めないうえにやけどを負うおそれもあるので、沸騰させてから50℃ほどに冷まして飲むのがおすすめです。一度沸騰させることが白湯の定義なので、手間でなければそのように作りましょう。

効果的な飲み方・時間帯

白湯の効果を実感したいなら、朝起きたタイミングで飲むのがおすすめ。朝は胃腸をはじめとする内蔵が冷えているため、白湯で温めましょう。朝食の30分前までを目安とし、時間をかけてゆっくりと飲めば、消化機能が高まります。

朝一番の白湯には、体内を活性化させ目覚めをよくすることにもつながりますよ。

また、食前の30分前に飲むと消化が促されるとされ、就寝30分前に飲むとリラックス作用が得られるといわれています。これらのタイミングで飲むのもおすすめなので、試してみてくださいね。(※1)

飲むときの注意点

白湯を飲むタイミングとして、食後30分は避けるようにしましょう。食後は食べ物を消化するために、胃から消化液が分泌されます。そのタイミングで白湯を飲むと消化液が薄まり、胃腸による消化吸収を妨げてしまうおそれが。

また、多量に飲むとトイレが近くなってしまうので、一度に多く飲んだり、寝る前に多量摂取したりするのは控えましょう。(※5)

白湯を飲むときのポイント

  1. 沸騰させてから50℃ほどに冷まして飲むのがおすすめ
  2. 飲むタイミングとしておすすめなのは「朝起きたとき」「食前30分前」「就寝30分前」
  3. 消化を妨げるため、食後30分前は飲むのを避ける。一度に多く飲む、寝る前に多量摂取するのも避ける

白湯を飲むメリットは?期待できる効果

代謝が上がる

白湯を飲むことで内臓が温められます。内臓の温度が1℃上がると基礎代謝(生きるために消費するエネルギー)が約10~12%上がるとされており、ダイエットを効率よく進めやすいです。(※1,2)
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